スターバックス コーヒー ジャパンの2014年3月期の連結決算は、売上高1,257億円(前期比107.8%)、営業利益110億円(同112.7%)と増収増益であった。3期連続増収増益で、3期連続二桁増益という高い収益性を継続するなど、売上高・各利益すべてにおいて過去最高額を更新した。既存店売上高が前期比104%で、客数同103%、客単価同101%とすべて前期比を上回り、ここに新規出店65店舗分の売上がプラスオンされた。店舗数は、2013年9月に1,000店舗を突破し、今後は年間100店舗の出店を目指して、2014年4月から契約社員制度を廃止し、これまで契約社員として働いてきたパートナー(従業員)を正社員として雇用する。顧客づくりと囲い込みのために、インターネットを活用した新しい会員サービス「My Starbucks」、2013年10月にはパソコンやスマートフォンでスターバックスの家庭用コーヒー商品などを購入できる「Starbucks Online Store」を開始した。2014年3月からは東京都内約300店を皮切りにおサイフケータイ対応のスマートフォンや携帯電話で利用できる「モバイルスターバックスカード」を開始するなど、更なる成長に向けた布石を打っている。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
戦略200+・企業活動分析 レポートイメージ

企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
- 戦略ケース コーヒーチェーン競争の行方 進む異業種とのボーダレス化(2018年)
- 戦略ケース なぜ今"昭和型"コーヒーチェーンが増えているのか(2015年)
- 戦略ケース 勝者なきセルフ式コーヒーチェーン店の競争(2013年)
- 戦略ケース 高齢化でフルサービス型喫茶店が復活する(2013年)
- 戦略ケース 「スターバックス」×「ドトール」 エスプレッソ開拓で圧倒的ブランド(2007年)
- 戦略ケース スターバックス コーヒー ジャパン 都心小商圏への集中出店による日本攻略(2001年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

猛暑に伸びる、3年連続過去最高更新のミネラルウォーター
ミネラルウォーター市場は、コロナ禍の落ち込みからたった1年で成長軌道を取り戻し、2024年には前年比10.5%増の4,794億円余、過去最高を3年連続で更新した。背景にあるのは、続く猛暑の夏に伴う水分補給ニーズ、メガトレンドである健康志向、災害対応の備蓄などだ。

消費者調査データ 植物性ミルク 首位は「キッコーマン 豆乳」、再購入意向にはオーツやアーモンドミルクも
低カロリーで高栄養が支持され堅調に拡大する植物性ミルク。調査結果では「キッコーマン 豆乳」が全項目で首位となった。プレータイプの豆乳が上位に目立つが、再購入意向ではオーツやアーモンドミルクも上位に食い込んだ。

大阪万博を盛り上げたのはリアルなつながり 日本への期待を提示した184日間
EXPO2025 大阪・関西万博(以下大阪万博と呼ぶ)が184日間の会期を終え、10月13日に閉幕を迎える。 入場チケット販売数は2200万枚を超えるなど多くの人が来場しており、誰がどのように来場し、何を感じたかを調査した。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)