2023年2月期の連結決算は、売上高6,676億円(前年同期比6.7%増)、営業利益317億円(同1.5%減)と増収減益となった。売上高は、107店舗の新規店舗を出店したことによる事業規模の拡大、調剤実施店舗数の増加を背景に処方箋の応需枚数が増加したことによる調剤売上の増加、新型コロナウイルスの感染再拡大などによる関連商品の売上増で増収となった。一方、営業利益は、エネルギーコスト上昇に伴う電力料金上昇の影響が大きく、その他費用を抑制したが減益となった。事業別にみると、売上高の8割を占める物販は、コロナ関連商材が大きく伸長し、増収増益で底堅い推移となった。調剤事業は処方箋の応需枚数増加は続くも、薬価報酬改定の影響が大きく、増収増益とはなったものの、利益率でみると前年減となり苦戦した。2026年にスギ薬局は創業50周年を迎える。この26年に向け、2022年度からスタートした中期経営計画を前半2年と後半3年に分け、 22~23年度は「飛躍に向けた土台作り」、24~26年度は「売上1兆円の飛躍」と位置づけ、2026年度の売上目標1兆円を目指す。中期計画は成長戦略と経営基盤強化の2つで構成され、成長戦略としては、「ヘルスケア領域の深耕」 「DX活用による顧客体験の変革」「協働・共創の拡大」の3項目を掲げる。経営基盤強化も3項目からなり、「データに基づく経営」「コスト構造の改革」 「人財・組織の強化」をそれぞれの担当取締役の戦略に落とし込んでいる。2023年度は前半の「飛躍に向けた土台づくり」の完遂に向け、「一人ひとりに向き合う」ことに重きを置く。お客様・患者様一人ひとりと向き合い、デジタル活用の視点でお客様・患者様に合わせた接客・サービスを提供し、社員と向き合う1年にしていく。
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参照コンテンツ
- 戦略ケース 大衆薬のネット販売本格化で始まるメーカー・小売の業界再編(2013年)
- 戦略ケース 改正薬事法で変わるドラッグストアの競争軸(2008年)
- 戦略ケース どうなるドラッグストア ドラッグストア第2段階へ、規模拡大化と高付加価値化へ分化(2005年)
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