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公開日:2017年11月16日

戦略200+・企業活動分析
出光興産株式会社
17年3月期は石油製品のマージン拡大などで黒字転換
2017年3月期決算の総括

出光興産の2017年3月期の連結決算は、売上高3兆1,903億円(前年同期比10.6%減)、営業利益は1,352億円(同1,549億円増)と減収増益となった。国内の石油製品事業はほぼ前年度並みの需要となったが、石油化学製品需要は東アジア地域の経済成長等から増加した。このような環境下で、販売実績は需要並みの実績となったが、円高の影響によって輸入原油価格が下落したため、売上高は前年度を下回った。営業利益は、石油製品マージンの改善や資源事業での増益、前連結会計年度では大幅な損失となっていた在庫評価影響が利益に転じたことなどにより大幅増となった。原油価格により業績は左右されてしまうが、国内のみではなく海外での事業の成長はより高い収益をだすために引き続き注力している。2017年度よりベトナム・ニゾン製油所の操業開始。産油国クウェートと手を組み、日本の石油会社で初となる海外製油所によって大きな利益をあげることが期待される。また、有機EL事業能力の増強を図っており、スイス連邦に開発会社、中国に現地法人を設立し、新たな収益源の確保を目指している。国内事業は、交渉が難航していた昭和シェル石油との経営統合の実現が迫っており、この統合によるシナジー効果によって更なる成長が見込まれる。

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