半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2020年04月03日


消費者調査データ No.314
ファーストフードチェーン(2020年4月版)
「マクドナルド」全項目首位 グルメバーガーブームの次のトレンドは?



本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。

 2019年のファーストフード売上高(全店ベース)は、単月ではマイナスの月もあったものの、最終的には年間3.4%の成長で着地した(一般社団法人 日本フードサービス協会)。

 今回は、当社が任意に選んだファーストフード29チェーンについて、(ファストカジュアルを含む)について、「知っている(認知率)」「自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」という5項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、「マクドナルド」が6項目すべてで首位を獲得した。2位との差も、近隣立地は2位の「ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)」に23.5ポイント、3ヶ月内利用も同じく「KFC」に23.6ポイント、今後の利用意向も18.7ポイント差となった。前回(2019年2月版)は3位だった再利用意向も、今回調査は首位である。「マクドナルド」は、頻繁なメニュー入れ替えに加え、スマホのアプリを使って注文・決済ができる「モバイルオーダー」や、商品を客席まで届ける「テーブルデリバリー」など新しいサービスを充実させることで顧客満足度に貢献、同店を展開する日本マクドナルドホールディングスは、2019年12月期の全店売上が創業以来最高を記録した。2位以下は、「KFC」に加え「モスバーガー」、「丸亀製麺」、「ミスタードーナツ」などが接戦を繰り広げている。

 また、国内にグルメバーガーブームを巻き起こした「シェイクシャック」だが、前回(2019年2月版)調査では、再利用意向で63.0%を獲得し首位となったが、今回の調査では47.3%で14位に沈んだ。日本初上陸時は話題となった「UMAMIバーガー」や「カールスジュニア」も伸び悩み、「バーガーキング」も20位内ランクインはかなわなかった。2015年の「シェイクシャック」上陸をきっかけに盛り上がったグルメバーガーブームは一服といったところだろうか。日本のファーストフードなどに大きな影響を与えてきた米国では、今植物肉への注目が高まっているという。国内でも植物肉がトレンドとなるか、それともまた別のトレンドが生まれるのか。外食業界は新型肺炎の拡大防止による外出自粛などで特に大きな影響を受けている業界だ。再成長を牽引するトレンドの登場が望まれる。

本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となります。
【グラフ・詳細データのご利用はこちら】(有料会員向け)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。






【提示29チェーン】
  • マクドナルド
  • モスバーガー
  • ケンタッキーフライドチキン
  • ロッテリア
  • ベッカーズ
  • フレッシュネスバーガー
  • ファーストキッチン
  • バーガーキング
  • クアアイナ
  • シェイクシャック
  • カールスジュニア
  • UMAMIバーガー
  • サブウェイ
  • カレーハウスCoCo壱番屋
  • すき家
  • 吉野家
  • 松屋
  • くら寿司
  • スシロー
  • はま寿司
  • なか卯
  • てんや
  • 名代富士そば
  • はなまるうどん
  • 丸亀製麺
  • ゆで太郎
  • タコベル
  • 築地銀だこ
  • ミスタードーナツ


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年2月14(金)~2月19日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,035サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2024.09.06

企業活動分析 エスティローダーの23年6月期は、トラベルリテールの不調やドル高、インフレなどが響き減収減益に

2024.09.06

消費者調査データ 茶飲料(2024年9月版) 抜群の強さ「お~いお茶」、大手3ブランドが熾烈な2位争い

2024.09.05

24年8月の「乗用車販売台数」はふたたびマイナスに

2024.09.04

企業活動分析 ロイヤルホールディングス株式会社 23年12月期は人流増加で需要回復、増収増益に

2024.09.03

24年7月の「新設住宅着工戸数」は3ヶ月連続のマイナス

2024.09.02

企業活動分析 株式会社サイゼリヤ 23年8月期はアジア新規出店がけん引し増収増益

2024.08.30

月例消費レポート 2024年8月号 消費は緩やかながらも改善の動きが続いている-内需主導での景気回復への期待感

2024.08.30

消費からみた景気指標 24年6月は6項目が改善

2024.08.30

24年7月の「ファーストフード売上高」は41ヶ月連続のプラスに

2024.08.30

24年7月の「ファミリーレストラン売上高」は29ヶ月連続プラス

2024.08.29

24年6月の「旅行業者取扱高」は19年比で73%に

2024.08.29

24年6月の「広告売上高」は、2ヶ月連続のプラス

2024.08.29

24年7月の「全国百貨店売上高」は29ヶ月連続のプラス、猛暑で盛夏商材が好調

2024.08.29

24年7月の「チェーンストア売上高」は既存店で17ヶ月ぶりのマイナス

2024.08.29

24年7月の「コンビニエンスストア売上高」は8ヶ月連続のプラスに

2024.08.28

24年6月の「商業動態統計調査」は3ヶ月連続のプラス

2024.08.28

24年7月の「景気の先行き判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.08.28

24年7月の「景気の現状判断」は5ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.08.27

24年6月の「家計収入」は2ヶ月連続のプラス

週間アクセスランキング

1位 2024.08.02

提言論文 値上げほどの値打ち(価値)はない ー 消費者の主要30ブランド価値ランキング

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.08.06

提言論文 値上げ期を乗りきる戦略 ―ブランドライフサイクルマネジメント(BLCM)戦略

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area