半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2016.04)
消費者調査 No.224
炭酸飲料(2016年4月版)
成熟市場で地歩固めるオランジーナ、レモンジーナ


炭酸飲料の最新の調査結果(2017年7月版)はこちら

 国内の清涼飲料市場において、炭酸飲料はもっとも大きな比重をしめており、2013年、2014年と2年連続でプラスの成長となりました(全国清涼飲料工業会)。

 今回は、当社が任意に選んだ炭酸飲料の31ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って使った」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回の調査でも前回(2014年7月版)前々回(2012年6月版)と同様、7項目中6項目で「コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)」が首位を獲得した。広告接触では2位に18.8ポイント差、購入経験で16.8ポイント差など、2位に大きな差をつけての首位獲得はさすがのトップブランドである。しかし、前回前々回との比較でみると、3ヶ月内購入が前々回の28.6%、前回の28.2%から23.3に、今後の購入意向が、同じく40.1%、41.2%から33.6%に落ちており、プレゼンスの低下も懸念される。

 今回順位を上げたのは、サントリーの「オランジーナ/レモンジーナ」である。今後の購入意向では、「オランジーナ」単独だった前回の8位から2位に、再購入意向では前回の4位から3位に順位をあげ、アイテム追加効果もあり、着実にファンを増やしている。

 消清涼飲料の市場は、成熟市場であり、また、ロングセラーブランドが上位をかためる市場でもある。これから需要の最大期をひかえ、2012年発売の「オランジーナ」や2015年発売の「レモンジーナ」が市場の拡大にどこまで寄与できるかが注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





【提示31ブランド】
  • コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)
  • コカ・コーラ ゼロ(日本コカ・コーラ)
  • コカ・コーラ ライフ(日本コカ・コーラ)
  • ファンタ(日本コカ・コーラ)
  • スプライト(日本コカ・コーラ)
  • シュウェップス(日本コカ・コーラ)
  • カナダドライ(日本コカ・コーラ)
  • スコール(日本コカ・コーラ)
  • ドクターペッパー(日本コカ・コーラ)
  • ペプシコーラ(サントリー)
  • ペプシストロング(サントリー)
  • ペプシスペシャル(サントリー)
  • オランジーナ/レモンジーナ(サントリー)
  • C.C.レモン(サントリー)
  • デカビタC(サントリー)
  • サントリーソーダ(サントリー)
  • キリンメッツ(キリン)
  • キリンメッツプラス スパークリングウォーター(キリン)
  • キリンレモン(キリン)
  • トロピカーナ スパークリングタイム(キリン)
  • 三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)
  • ウィルキンソン タンサン(アサヒ飲料)
  • リボンシトロン(ポッカサッポロ)
  • グリーンシャワー(ポッカサッポロ)
  • カルピスソーダ(カルピス)
  • 磨かれて、澄みきった炭酸水(伊藤園)
  • ヘルシアスパークリング(花王)
  • セブンプレミアム そのまま飲める炭酸水
  • セブンプレミアムのサイダー
  • トップバリュ炭酸水
  • きほんのき炭酸水

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2016年3月22日~24日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:986サンプル
サンプル構成(%)




新着記事

2024.10.10

24年8月は「完全失業率」は改善、「有効求人倍率」は悪化

2024.10.09

24年8月の「消費支出」は4ヶ月連続のマイナスに

2024.10.09

24年8月の「家計収入」は4ヶ月連続のプラス

2024.10.08

企業活動分析 味の素の24年3月期は販売単価の上昇や為替の影響で過去最高益を更新

2024.10.07

MNEXT 価値の根拠は何か―欲望を充当するもの(要約版)

2024.10.07

企業活動分析 株式会社ニトリHD24年3月期は決算期変更の影響もあり減収減益

2024.10.04

消費者調査データ 紅茶飲料(2024年10月版) 首位「午後の紅茶」、「紅茶花伝」に水をあける

2024.10.03

24年9月の「乗用車販売台数」は2ヶ月ぶりのプラス

2024.10.02

24年8月の「新設住宅着工戸数」は4ヶ月連続のマイナス

2024.10.01

MNEXT 日本人消滅論の錯覚―世相批判の論理(2024年)

2024.09.30

企業活動分析 しまむらの24年2月期は全事業で既存店1店舗当たりの売上高が上昇し増収増益へ

2024.09.30

企業活動分析 ファーストリテイリング23年8月期は売上・営業利益ともに3期連続で過去最高を達成

2024.09.30

消費からみた景気指標 24年7月は7項目が改善

2024.09.30

24年8月の「ファーストフード売上高」は42ヶ月連続のプラスに

2024.09.30

24年8月の「ファミリーレストラン売上高」は30ヶ月連続プラス

2024.09.27

24年8月の「コンビニエンスストア売上高」は9ヶ月連続のプラスに

2024.09.27

24年8月の「全国百貨店売上高」は30ヶ月連続のプラス、高額品やインバウンドがけん引

2024.09.27

24年8月の「チェーンストア売上高」は既存店で再びプラスに

2024.09.26

24年7月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.09.26

24年7月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のプラス

2024.09.25

24年7月の「商業動態統計調査」は4ヶ月連続のプラス

2024.09.24

MNEXT 価値で捉え、群れ集団を狙えー2025年のマーケティング

2024.09.24

24年8月の「景気の先行き判断」は5ヶ月ぶりに50ポイント超え

2024.09.24

24年8月の「景気の現状判断」は6ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.09.20

消費者調査データ ミネラルウォーター(2024年9月版) 全項目首位「サントリー 天然水」、リピート意向の高いPB

週間アクセスランキング

1位 2024.10.01

MNEXT 日本人消滅論の錯覚―世相批判の論理(2024年)

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2009.05.08

中国市場の現在 世界一は中国一になれるか?-ウォルマートの上海進出

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area