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公開日:2023年01月13日

消費者調査データ No.379
スナック菓子(2023年1月版)
盤石の強さ、カルビー「ポテトチップス」 PBで高い再購入意向



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 2021年のスナック菓子市場は、オフィス需要や土産物需要の低迷を巣ごもり需要が補う形で、小売金額ベースで前年比0.3%増の4,570億円と前年並みで着地した(全日本菓子協会)。

 今回は、当社が任意に選んだスナック菓子24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2021年12月版)と同様、カルビーの「ポテトチップス」が全項目で首位を獲得、圧倒的な強さをみせた。認知はほぼ9割に達し、購入経験も7割近い。3ヶ月以内購入では、2位の「じゃがりこ(カルビー)」のダブルスコア、今後の購入意向でも、同じく「じゃがりこ」に約25ポイントの大差をつけての独走だ。さらに、再購入意向でも8割近い数字を獲得、独走態勢を堅持している。

 2位グループは「じゃがりこ」「かっぱえびせん(カルビー)」などのカルビー製品と、湖池屋の「ポテトチップス」、江崎グリコの「プリッツ」などがしのぎを削っている。

 再購入意向でも、カルビーの「ポテトチップス」は2位に約10ポイント差の首位だが、2位以下には「セブンプレミアムのポテトチップス(セブン&アイ)」や「トップバリュのスナック菓子(イオン)」など流通PBが並ぶ。10位までのうち、5ブランドが流通PBだ。

 堅調な動きが続くスナック菓子市場は、行動制限が解除され、土産物需要などの復活が見込まれる一方で、懸念材料もある。原材料価格や燃料価格の高騰と、それを原因とした値上げラッシュだ。2022年秋に続いて、今春も値上げが予定されている商品は多い。強まり続ける健康志向への対応も重要だ。不透明感のあるなかで、さらなる競争激化も予想される。


注目ランキング
  • 3ヶ月以内購入
    1. ポテトチップス(カルビー)   37.2%
    2. じゃがりこ(カルビー)     16.4%
    3. ポテトチップス(湖池屋)    15.5%
  • 再購入意向
    1. ポテトチップス(カルビー)             79.6%
    2. セブンプレミアムのポテトチップス(セブン&アイ)  69.9%
    3. トップバリュのスナック菓子(イオン)        69.8%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • ポテトチップス(カルビー)
  • ポテトチップスクリスプ(カルビー)
  • 堅あげポテト(カルビー)
  • ピザポテト(カルビー)
  • かっぱえびせん(カルビー)
  • じゃがりこ(カルビー)
  • miino(ミーノ)(カルビー)
  • ポテトチップス(湖池屋)
  • 湖池屋プライドポテト(湖池屋)
  • じゃがいも心地(湖池屋)
  • カラムーチョ(湖池屋)
  • スコーン(湖池屋)
  • わさビーフ(山芳製菓)
  • プリッツ(江崎グリコ)
  • Cheeza[チーザ](江崎グリコ)
  • リッツ(ナビスコ)
  • とんがりコーン(ハウス食品)
  • ベビースターラーメン(おやつカンパニー)
  • セブンプレミアムのポテトチップス(セブン&アイ)
  • セブンプレミアムのカップ入りスナック菓子(セブン&アイ)
  • ローソンセレクトのスナック菓子(ローソン)
  • ファミリーマートコレクションのスナック菓子(ファミリーマート
  • トップバリュのスナック菓子(イオン)
  • みなさまのお墨付きのスナック菓子(西友)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年12月2日(金)~12月5日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,008サンプル
サンプル構成(%)






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