
ヨーグルトの生産量は10年連続で拡大を続けてきたが、2017年をピークに2018年は-0.5%、2019年は-4.2%と2年連続でマイナス成長している(食品産業動態調査)。
今回は、当社が任意に選んだヨーグルト32ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、「明治ブルガリアヨーグルト(明治)」が、7項目中6項目で首位を獲得した。3.6ポイント差で唯一首位を譲ったのが広告接触だが、認知、店頭接触、購入経験、3ヶ月以内購入、今後の意向の5項目では2位に2桁の差をつけての首位である。特に3ヶ月以内購入は2位の「ビヒダスヨーグルト(森永乳業)」に15.0ポイント、今後の意向では同じく2位の「ビヒダスヨーグルト」に17.8ポイントの差をつけており、いま一番食べられているヨーグルトといえるだろう。また、コロナ禍前の2019年3月版と比較すると、
2019年3月版 2021年3月版 差
- 購入経験 49.2% 64.3% +15.1ポイント
- 3ヶ月内購入 23.8% 36.9% +13.1ポイント
- 今後の意向 28.4% 47.6% +19.2ポイント
と大幅に伸びていることがわかる。2位以下の「ビヒダスヨーグルト」や「ナチュレ恵(雪印メグミルク)」は、数字に大きな変動はなく、「明治ブルガリアヨーグルト」が突出して伸びている。
ここ2年ほど、踊り場状態にあったヨーグルト市場だが、2020年はコロナ禍による健康志向の上昇と、ヨーグルトがもつ「免疫力」に注目が集まり、前年を上回るとみられている。また、在宅時間の増加などから、喫食機会が増加、パーソナルタイプよりもホームサイズが好調といわれている。乳酸菌のもつさまざまな効果に注目が集まっているが、今後再び成長軌道に乗っていくのかが注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- 明治ブルガリアヨーグルト(明治) 36.9%
- ビヒダスヨーグルト(森永乳業) 21.9%
- ナチュレ恵(雪印メグミルク) 18.0%
- 今後の意向
- 明治ブルガリアヨーグルト(明治) 47.6%
- ビヒダスヨーグルト(森永乳業) 29.8%
- ナチュレ恵(雪印メグミルク) 25.6%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示32ブランド
- 明治ブルガリアヨーグルト(明治)
- 明治プロビオヨーグルトLG21(明治)
- 明治プロビオヨーグルトR-1(明治)
- 明治プロビオヨーグルトPA-3(明治)
- 明治TANPACT(明治)
- ビヒダスヨーグルト(森永乳業)
- 森永アロエヨーグルト(森永乳業)
- ギリシャヨーグルト パルテノ(森永乳業)
- 森永ラクトフェリンヨーグルト(森永乳業)
- トリプルヨーグルト(森永乳業)
- ナチュレ恵(雪印メグミルク)
- ガセリ菌SP株ヨーグルト(雪印メグミルク)
- 牧場の朝ヨーグルト(雪印メグミルク)
- プルーンFe 1日分の鉄分(雪印メグミルク)
- 朝食Bifix ヨーグルト(江崎グリコ)
- 朝食リンゴヨーグルト(江崎グリコ)
- おいしいカスピ海(江崎グリコ)
- バニラヨーグルト(日本ルナ)
- Isey SKYR(イーセイ スキル)(日本ルナ)
- ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)
- ぜいたく果実(オハヨー乳業)
- カスピ海ヨーグルト(フジッコ)
- 小岩井乳業のヨーグルト
- ダノンBIO(ダノン)
- OIKOS(ダノン)
- タカナシのヨーグルト(タカナシ乳業)
- 北海道乳業のヨーグルト
- ソフール(ヤクルト本社)
- 豆乳グルト(マルサンアイ)
- セブンプレミアムヨーグルト(セブン&アイ)
- トップバリュ プレーンヨーグルト(イオン)
- みなさまのお墨つきヨーグルト(西友)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2021年2月5日(金)~2月10日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第127号 運動習慣のある人は内側もケアしてる!?ニーズ高まる保健機能食品
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号 "自粛"で変わる購買行動とライフスタイル
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第79号 健康志向により拡がるヨーグルト習慣
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