
ケーキ、カステラ、ドーナッツなどを含む洋生菓子の2024年の小売金額は、4,332億円で、前年比102.0%となった(全日本菓子協会「菓子データ」)。

増減を繰り返してきた洋生菓子市場は、コロナ禍の外出自粛や百貨店の休業、インバウンド需要の喪失などで大きく落ち込んだが、2年で回復基調を取り戻し、2024年にはコロナ前の19年の水準を上回った。
しかし、足元ではカヌレやボンボローネなどの注目商品はあるものの、市場をリードするまでには至っていない。さらに相次ぐ原材料の値上げなどで、洋生菓子市場も価格改定が相次いでおり、消費者の節約志向から数量は2年連続の微減となった。その中でも、母の日などの行事需要は好調だ。今年のクリスマスも出足は堅調と伝えられており、洋生菓子にとって最大の需要期を控え、「特別な日の手の届くプチ贅沢」ニーズに業界の期待が集まっている。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 多様化進み4年連続過去最高の茶飲料(2026年)
4年連続で過去最高を更新した茶飲料。健康志向の高まりで、ノンカフェインの麦茶やルイボスティーなどが伸びる一方、緑茶は抹茶人気による茶葉高騰で危機が忍び寄る。

成長市場を探せ 話題性が需要を加速する炭酸飲料市場(2026年)
炭酸飲料が伸びている。5年連続プラスで、過去最高も4年連続の更新だ。メガトレンドの健康志向に沿う新商品も好調だが、それと逆の「背徳感」を売りにした「ギルティ炭酸 NOPE」も記録的な初動に。話題性が市場全体を底上げしている。

成長市場を探せ 「習慣化」で拡大続けるメンズスキンケア
メンズスキンケア市場の好調が続いている。男性も「肌」を意識する機会が増え、スキンケアの習慣化が始まっているとみられる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)