サンドラッグの2024年3月期連結決算では売上高7,518億円(前年同期比8.9%増) 、営業利益410億円(同9.5%増) 、経常利益417億円(同9.4%増)と2期連続の増収増益となった。売上高は、繁華街のインバウンド・化粧品需要等回復、新規出店が増収につながった。営業利益は、風邪薬・インバウンド・化粧品需要回復等により売上総利益率が前期比0.3pt改善し、増益となった。事業別では、ドラッグストアが売上高4,914億円(同8.8%増)、セグメント利益257億円(同8.6%増)、ディスカントストアが売上高3,138億円(同8.8%増)、セグメント利益153億円(同10.9%増)といずれも増収増益。部門別売上高成長率では、フーズ(同13.0%増)、ホームケア(同8.0%増)、ビューティーケア(同7.3%増)が貢献した。同業他社との出店競争や大手同士の業界再編、 他業態との競争等、経営環境は一層厳しさを増しているなかで、同社は2025年度に売上高1兆円、営業利益600億円を目指し、出店数拡大、キリン堂ホールディングスとの資本業務提携、EC・調剤事業拡大と、DX活用推進によるオペレーション効率化・生産性向上に取り組んでいる。
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- 戦略ケース 大衆薬のネット販売本格化で始まるメーカー・小売の業界再編(2013年)
- 戦略ケース 改正薬事法で変わるドラッグストアの競争軸(2008年)
- 戦略ケース どうなるドラッグストア ドラッグストア第2段階へ、規模拡大化と高付加価値化へ分化(2005年)
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