
2022年のコーヒー飲料の生産量はマイナスとなったが、販売金額は前年比103.4%とプラスが続いている(全国清涼飲料連合会)。
今回は、当社が任意に選んだコーヒー飲料24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2023年4月版)に引き続き、サントリーの「BOSS」が全項目で首位を獲得した。2位は、「BOSS」のエクステンション「CRAFT BOSS(サントリー)」と、「ジョージア(コカ・コーラシステム)」が僅差で争っているが、前回(2023年4月版)に比べ、「BOSS」と「ジョージア」の差は、
- 購入経験では前回が10.4ポイント差、今回は13.6ポイント差
- 3ヶ月内購入では、前回が6.6ポイント差、今回は13.3ポイント差
となり、購入経験層のボリュームに比べ、3ヶ月内購入で差が広がっている。「今」購入されているブランドとして、「BOSS」の存在感が大きくなっていることがうかがえる。
4位以下には「キリンファイア(キリン)」、「マウントレーニア(森永乳業)」、「ワンダ(アサヒ飲料)」、「UCC ミルクコーヒー(UCC 上島珈琲)」など、大手飲料メーカーの主力ブランドが並ぶが、「BOSS」との差は歴然としている。
再購入意向をみても、トップ3は「BOSS」「CRAFT BOSS」「ジョージア」の3強が占めている。4位以下には、「マウントレーニア(森永乳業)」などの有力ブランドに割り込む形で、「トップバリュのコーヒー(イオン)」や「割るだけボスカフェ(サントリー)」など、コストパフォーマンスに優れた商品や、特徴の明確なブランドが入ってきている。
コーヒー飲料は、市場規模も大きく、堅実な成長を続ける魅力的なジャンルだが、ここのところ、かつての「ちびだら飲み」対応商品や、クラフト系商品などの目立ったトレンドはみられない。リーディングブランド「BOSS」を擁するサントリーは、コラボ企画やキャンペーンなど積極的な情報発信、ホット専用商品の拡充などでブランド力アップを図る。追う「ジョージア」は、昨年3月、ブランド史上最大規模の刷新を行い、新規ユーザーの取り込みを図る。各社の主力商品がひしめく激戦区だけに、今後の行方が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内購入
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー) 24.3%
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー) 15.3%
- ジョージア(コカ・コーラシステム) 15.3%
- 再購入意向
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー) 52.3%
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー) 46.2%
- ジョージア(コカ・コーラシステム) 45.6%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー)
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー)
- 割るだけボスカフェ(サントリー)
- ブレンディ ボトルコーヒー(サントリー)
- スターバックス チルドカップ(サントリー)
- ジョージア(コカ・コーラシステム)
- コスタコーヒー(コカ・コーラシステム)
- キリンファイア(キリン)
- キリンファイア ワンデイ(キリン)
- 小岩井 The カフェオレ(キリン)
- タリーズコーヒー(缶/ペットボトル)(伊藤園)
- ワンダ(アサヒ飲料)
- ドトール カフェ・オ・レ/ブラック(アサヒ飲料)
- ポッカコーヒー(ポッカサッポロF & B )
- UCC ミルクコーヒー(UCC 上島珈琲)
- UCC THE COFFEE(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK 無糖(UCC 上島珈琲)
- UCC COLD BREW(UCC 上島珈琲)
- BEANS & ROASTERS(UCC 上島珈琲)
- ダイドーブレンドコーヒー(ダイドードリンコ)
- マウントレーニア(森永乳業)
- ドトールチルドカップ(メイトー)
- みなさまのお墨付きのコーヒー(西友)
- トップバリュのコーヒー(イオン)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2024年2月29日(木)~3月4日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター木 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,019サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
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