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公開日:2023年05月26日

消費者調査データ No.387
冷菓(2023年5月版)
王者「ハーゲン」に迫る「エッセルスーパーカップ」



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 2021年度の冷菓の市場規模は、前年比101.2%の5,258億円で、過去最高を2年連続更新した(一般社団法人 日本アイスクリーム協会)。22年度も同2%増程度が見込まれている。また2022年の家計調査ベースでも、冷菓の支出金額は10,847円と3年連続して1万円を超え、こちらも過去最高となった。

 今回は、当社が任意に選んだ冷菓24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接)」「買って食べたことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、複数の項目で首位を獲得したのは「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」だった。店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得、高い店頭カバー率とファンの存在をうかがわせる結果である。

 しかし、前回(2022年5月版)までと違い「独走」とはならないようだ。「明治エッセルスーパーカップ(明治)」が、店頭接触で0.4ポイント差、3ヶ月内購入では0.1ポイント差に迫っている。「明治 エッセル スーパーカップ」は購入経験では首位も獲得している。

 再購入意向をみると、「ハーゲンダッツ」は67.6%と高いものの、首位をイオンの「トップバリュのアイス」に譲り、背後からは「チョコモナカジャンボ(森永製菓)」や「SUNAO(江崎グリコ)」などに迫られている。「明治 エッセル スーパーカップ」は58.3%で同率8位となっている。

 コロナ禍による行動制限はほぼ撤廃されたが、"イエナカ"需要は堅調だ。しかし、昨年からの物価高騰を受け、生活防衛意識の高まりからプレミアムアイスは苦戦気味だという。春以降も値上げが相次ぐ中、メーカー各社は主力ブランドのリニューアルや季節限定のフレーバーなどで付加価値を高め、ユーザーのつなぎ止めを狙う。最需要期を迎えるこれからの競争の行方が注目される。


注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)  18.5%
    2. 明治 エッセル スーパーカップ(明治)     18.4%
    3. チョコモナカジャンボ(森永製菓)       15.6%
  • 再購入意向
    1. トップバリュのアイス(イオン)       70.0%
    2. ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)  67.6%
    3. チョコモナカジャンボ(森永製菓)      64.8%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • SUNAO(江崎グリコ)
  • 牧場しぼり(江崎グリコ)
  • ジャイアントコーン(江崎グリコ)
  • アイスの実(江崎グリコ)
  • 明治 エッセル スーパーカップ(明治)
  • 爽(ロッテ)
  • クーリッシュ(ロッテ)
  • レディボーデン(ロッテ)
  • 雪見だいふく(ロッテ)
  • モナ王(ロッテ)
  • ガーナアイス(ロッテ)
  • ピノ(森永乳業)
  • パルム(森永乳業)
  • MOW(モウ)(森永乳業)
  • アイスボックス(森永製菓)
  • チョコモナカジャンボ(森永製菓)
  • ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
  • ガリガリ君(赤城乳業)
  • あずきバー(井村屋)
  • ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)
  • 食べる牧場アイス(ファミリーマート)
  • ウチカフェのアイス(ローソン)
  • セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
  • トップバリュのアイス(イオン)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年04月07日(金)~04月10日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,073サンプル
サンプル構成(%)






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