![](/top/img/ogp/mranking387ec.jpg)
2021年度の冷菓の市場規模は、前年比101.2%の5,258億円で、過去最高を2年連続更新した(一般社団法人 日本アイスクリーム協会)。22年度も同2%増程度が見込まれている。また2022年の家計調査ベースでも、冷菓の支出金額は10,847円と3年連続して1万円を超え、こちらも過去最高となった。
今回は、当社が任意に選んだ冷菓24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接)」「買って食べたことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)食べたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、複数の項目で首位を獲得したのは「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」だった。店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得、高い店頭カバー率とファンの存在をうかがわせる結果である。
しかし、前回(2022年5月版)までと違い「独走」とはならないようだ。「明治エッセルスーパーカップ(明治)」が、店頭接触で0.4ポイント差、3ヶ月内購入では0.1ポイント差に迫っている。「明治 エッセル スーパーカップ」は購入経験では首位も獲得している。
再購入意向をみると、「ハーゲンダッツ」は67.6%と高いものの、首位をイオンの「トップバリュのアイス」に譲り、背後からは「チョコモナカジャンボ(森永製菓)」や「SUNAO(江崎グリコ)」などに迫られている。「明治 エッセル スーパーカップ」は58.3%で同率8位となっている。
コロナ禍による行動制限はほぼ撤廃されたが、"イエナカ"需要は堅調だ。しかし、昨年からの物価高騰を受け、生活防衛意識の高まりからプレミアムアイスは苦戦気味だという。春以降も値上げが相次ぐ中、メーカー各社は主力ブランドのリニューアルや季節限定のフレーバーなどで付加価値を高め、ユーザーのつなぎ止めを狙う。最需要期を迎えるこれからの競争の行方が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内購入
- ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン) 18.5%
- 明治 エッセル スーパーカップ(明治) 18.4%
- チョコモナカジャンボ(森永製菓) 15.6%
- 再購入意向
- トップバリュのアイス(イオン) 70.0%
- ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン) 67.6%
- チョコモナカジャンボ(森永製菓) 64.8%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ![消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ](https://www.jmrlsi.co.jp/trend/mranking/images/mranking-sample.png)
調査概要
提示24ブランド
- SUNAO(江崎グリコ)
- 牧場しぼり(江崎グリコ)
- ジャイアントコーン(江崎グリコ)
- アイスの実(江崎グリコ)
- 明治 エッセル スーパーカップ(明治)
- 爽(ロッテ)
- クーリッシュ(ロッテ)
- レディボーデン(ロッテ)
- 雪見だいふく(ロッテ)
- モナ王(ロッテ)
- ガーナアイス(ロッテ)
- ピノ(森永乳業)
- パルム(森永乳業)
- MOW(モウ)(森永乳業)
- アイスボックス(森永製菓)
- チョコモナカジャンボ(森永製菓)
- ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
- ガリガリ君(赤城乳業)
- あずきバー(井村屋)
- ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)
- 食べる牧場アイス(ファミリーマート)
- ウチカフェのアイス(ローソン)
- セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
- トップバリュのアイス(イオン)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2023年04月07日(金)~04月10日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,073サンプル
サンプル構成(%)
![](/trend/mranking/face/ranking386-f1.png)
![](/trend/mranking/face/ranking386-f2.png)
![](https://www.jmrlsi.co.jp/shared/img/custom_research.png)
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリーニュースレター コンビニ利用者の4割超がスイーツ購入来店きっかけでついで買いも誘う
- 企画に使えるデータ・事実 成長市場を探せ オフィスでも、おうちでも。コロナ乗り越え拡大続けるスナック菓子(2023年)
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
![「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/f-monthly-164s.jpg)
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割
野菜ジュースの生産量は、業界団体調べによると3年連続で減少しており、2023年は前年比5.6%減となった。今回は値上げによって、野菜ジュースのブランド選択にどのような変化が起こっているのか調査をおこなった。
![J-marketingをもっと活用するために](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-0.gif)
![無料で読める豊富なコンテンツ](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-1.png)
![プレミアム会員サービス](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-2.png)
![戦略ケースの教科書Online](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-3.png)