三越の2008年2月期連結決算は、減収減益であった。低迷の要因として、物価の上昇傾向やサブプライムローン問題に端を発した株価下落などから個人消費が減速したことも一因とあげられるものの、三越自体の政策失敗によることも否定できない。既存14店舗において59億円の投資を行い店舗改装に取り組むも計画未達であったこと、自主編集売場「重点売場・重点ゾーン」の業績拡大を目指し施策を投じるも、当該売場での売上高は計画比95.6%と計画を下回る結果となったことのふたつである。2007年度より「三越ブランドルネサンス6ヵ年計画」に着手、2007年8月には伊勢丹との経営統合契約が締結された。今後、伊勢丹の商品力・資金力を最大限に活用し、営業効率の改善こそが三越再生の鍵といえる。
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