リコーの2019年3月期の連結決算は、売上高2兆132億円(前年比2.4%減)、営業利益868億円(同2,025億円増)と、前期からの黒字転換を果たした。オフィスプリンティング分野の採算重視販売やリコーインドを連結範囲から除外した影響により減収となったが、営業利益は前年度の1,156億円の赤字から大幅改善した。第19次中期経営計画の2年目となる2018年度は、成長戦略「リコー挑戦」を掲げ、将来の成長を確実なものとすべく、基盤事業であるオフィスプリンティング分野の収益力強化とともに将来の新たな柱となる成長事業の拡大に取り組んだ。同時に、成長戦略全体を支える経営基盤構築のため、事業管理体制の見直し、事業選別の徹底、コーポレート・ガバナンス改革などに取り組むとともに、全員参加による業務プロセス改革を進めた。2019年度は、「リコー挑戦」の2年目として、引き続き、基盤事業の収益力強化と成長事業の拡大を進め、2020年度からの「リコー飛躍」に向けて成長戦略の実行、資本収益性の向上、そして、コーポレート・ガバナンス改革を三位一体で推進していく。
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