雪印乳業の2003年3月期連結決算は、売上高7,270億円(前年比62.4%)、経常損失は267億円の赤字決算であった。「商品で失った信頼は、商品で回復する」との信念のもと、 2000年12月に西社長が就任したが、2002年6月に引責辞任。新しく就任した高野瀬新社長の指揮の下、 「新再建計画」を策定し、事業改革に取り組む。2003年4月よりバター・チーズなど乳食品事業中心の会社として再出発した雪印は今後、既存商品の活性化とともに、新しく収益の柱となる商品開発が急がれる。
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