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保温性インナー(2011年1月版) | ||
成長市場でユニクロ「ヒートテック」がデファクトスタンダードに | ||
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
昨シーズン(2009年~2010年)にブームとなった保温性衣料。今シーズンは流通各社が発売するプライベートブランドに加え、大手アパレルメーカーも参入、本格的なインナー商戦を繰り広げています。 今回の消費者調査データでは、当社が任意に選んだ保温性インナー15ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回(2010年2月調査)と同じく上位3位までは「ヒートテック(ユニクロ)」「ヒートファクト(イオントップバリュ)」「ファイバーヒート(しまむら)」が占めている。それぞれについて「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」の数値を前回と比較すると、 認知率 前回 今回 (%)
さらに「ヒートテック」は、ユーザーの満足度を示す「半年以内に購入した人ベースの購入意向率」で90.4%というきわめて高い値を獲得しており、固定ファンの形成が成功したといえるだろう。 むろん競合各社も、中心価格帯が790~1,500円、各アイテム2~10色展開の「ヒートテック」に対し、「ヒートファクト」は中心価格帯を480~1,280円程度、23色柄を揃え、「ファイバーヒート」は中心価格帯780円という低価格設定で挑んできている。2,000円前後の高価格帯をみると、豊富な色柄やデザイン性などを訴求するナショナルブランドのメーカーの商品がみられ、「ブレスサーモ(ミズノ)」「ホットマジック(グンゼ)」などは母数が少ないながら高い満足度を示すユーザーの存在がうかがえるなど「ヒートテック」包囲網とでもいうべき布陣が形成されている。 ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」でも、「ヒートテック」の販売数量を昨年の4,700万点から6,500万点に増やしたが、値引き販売や「ヒートテック」以外のヒット商品に恵まれなかったことなどから、業績は既存店ベースで86.7%(2011年12月度・対前年同月比)と低迷している。単一商材への注力と成功、その後の競合参入による値崩れと業績低迷は、かつての「フリース旋風」の反動を思わせる。 冬物商戦も最終盤の時期となったが、「ヒートテック」が先行者の優位を活かして逃げ切るのか、それとも競争激化により勝者なき価格競争が繰り広げられるのか。「ホット」な市場のヒートアップはまだ続きそうだ。 |
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【提示15ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2011年1月19日~1月24日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,070サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2011年1月19日~1月24日
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