半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2003.11)
首都圏の人気スポット
1.複合施設・エリア編-依然好調な六本木ヒルズ、対して丸ビルは?
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 今年4月にオープンした六本木ヒルズの来訪者が半年で2,600万人を超えました。平日でも1日平均約10万人が訪れており(10月28日付毎日新聞)、開業当初の勢いが衰えていないことが分かります。10月18日には中心部にあたる森タワーの最上階(高度約250m)に、週末は深夜12時まで開いている「森美術館」がオープンし、六本木ヒルズに新たな魅力を加える施設となっています。また、都内では10月1日に新幹線品川駅がオープンした品川エリアや、8月に日本テレビ本社が移転した汐留エリアなどでも、新しいビルなどの開発が急ピッチで進められています。
 今回は、このような首都圏の複合施設、エリアの中から当社が任意に選んだ19のスポットについて、 首都圏在住のネットユーザーに対してアンケートを行った結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、六本木ヒルズが、3ヶ月以内訪問、今後(も)行きたい、訪問者ベースの今後意向の三つのランキングで1位となっている。また、最も好きなスポットでは、前回調査(03年5月実施)より3.4ポイントアップ(5.8%→9.2%)の2位となっている。
 それに対し丸ビルを見てみると、最も好きなスポットでは、0.8ポイントダウン(3.2%→2.4%)の11位、訪問者ベースの今後意向でも、前回から13.5マイナスと大きくポイントを下げている。オープンから1年以上たつ丸ビルは鮮度を失ったことで魅力が薄れていると思われる。
 ほかに最も好きなスポット、訪問者ベースの今後意向で注目したいスポットはイクスピアリである。最も好きなスポットでは、前回調査で2位(9%)であったが、今回は8位で3.7ポイントダウン(8.5%→4.8%)となっている。訪問者ベースの今後意向では前回の2位から9位にダウンしている。
 今回のランキングの特徴は、訪問者ベースの今後意向、いわゆる歩留りが前回より低くなっていることである。次々と新しいスポットがオープンする中で根強いリピーターを増やしていくことが困難であることが推測される。開発途中のエリアが既存の人気スポットに対し、どのような差別化を図って挑んでくるのか、また、前述の丸ビル、イクスピアリのような歩留りを落としているスポットがどのような施策で巻き返しを図るのか、今後に注目していきたい。


サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2003年10月22日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
        在住の男女個人
有効回収サンプル数:336サンプル

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。






お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

新着記事

2025.05.15

25年3月は「完全失業率」は悪化、「有効求人倍率」は改善

2025.05.14

自分で火をつけ自ら消火して英雄に - トランプ関税の顛末

 

2025.05.14

25年3月の「新設住宅着工戸数」は2ヶ月連続のプラスに

2025.05.13

25年4月の「乗用車販売台数」は4ヶ月連続のプラス

2025.05.12

企業活動分析 キリンHDの24年12月期は、増収もFANCL子会社化など積極投資で減益に

2025.05.09

トランプ関税を裏づける「購買による征服」の理論 - 安全保障の論理

2025.05.09

月例消費レポート 2025年4月号 消費は堅調に推移している - 波乱要因への政治的対応の巧拙が日本の消費の行方を左右

2025.05.09

消費からみた景気指標 25年2月は5項目が改善

2025.05.08

25年3月の「ファミリーレストラン売上高」は37ヶ月連続プラス

2025.05.08

25年3月の「ファーストフード売上高」は49ヶ月連続のプラスに

2025.05.07

なぜ井上尚弥選手はダウンしたのか

2025.05.07

企業活動分析 アサヒグループHDの24年12月期はプレミアム化の進展や価格改定効果などで増収増益に

2025.04.25

成長市場を探せ 少子化ものともせず、拡大する学習塾市場(2025年)

 

2025.04.24

25年2月の「広告売上高」は、10ヶ月連続のプラス

週間アクセスランキング

1位 2025.05.07

なぜ井上尚弥選手はダウンしたのか

2位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

3位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

5位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area