半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2006.08)
パソコン
2.ノート編-VAIO首位、追うNEC、富士通、デル
 個人向けパソコン市場では、ノート型が主流となっていますが、ノート市場は各社の製品がスペックやデザインを競う激戦区となっています。前回のデスクトップパソコンに引き続き、ノート型パソコンの主要19ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、デスクトップ編と同様、「VAIO」が首位を独占、国内の老舗的パソコンメーカーがそれを追う形となった。
 「VAIO」は、前回(2005年12月)、前々回(2003年8月)ともに「知っている」「家庭内にある」「話題にした」「今後(も)買いたい」の4項目で首位となっているが、今回初めて「家庭内所有者ベースの今後の購入意向」でも首位を獲得した。
 「VAIO」以外では、NECの「La Vie」が3項目で2位、富士通の「FMV-BIBLO」が1項目で2位、3項目で3位、続いて東芝の「DynaBook」が4項目で4位となるなど、国内老舗メーカーが上位を独占した。
 また、デスクトップ編では、AV機能の強化を特徴とする「VAIO typeX」の人気が高かったが、ノートでは、AV機能を訴求している東芝の「Qosmio」は、全項目10位以下となっている。
 一方、海外勢では、デルコンピュータの「Inspiron」が「家庭内で所有」で6位、「今後(も)買いたい」で5位、さらに「家庭内所有者ベースの今後の購入意向」では、国内メーカをおさえて2位と健闘している。

 2003年のソニーショック前後から、ソニーのブランドパワーの衰えがいわれているものの、今回の調査結果からみる限り、「VAIO」の人気は根強い。しかし、背後には巻き返しを図る国内メーカーや、ユーザー数は少ないながら確実なファンを獲得しつつあるデルコンピュータなどが迫っている。デスクトップと違って、テレビ機能という分かりやすい焦点をもたないノートパソコン市場だが、軽量化、大画面化などが進んでおり、今後も厳しい競争が繰り広げられることが予想される。


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2006年7月24日~26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:639サンプル
サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





新着記事

2024.12.03

24年10月の「新設住宅着工戸数」は6ヶ月連続のマイナス

2024.12.02

企業活動分析 イオン株式会社 24年2月は、営業収益・営業利益ともに過去最高を更新し増収増益

2024.12.02

企業活動分析 宝ホールディングス株式会社 24年3月期は、バイオ事業不調により減収減益

2024.12.02

企業活動分析 TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited)  23年12月期は減収減益、事業構造の転換へ

2024.11.29

月例消費レポート 2024年11月号 消費は一旦足踏み状態となっている-政策転換を消費回復への新たな起爆剤に

2024.11.29

24年10月の「ファミリーレストラン売上高」は32ヶ月連続プラス

2024.11.29

24年10月の「ファーストフード売上高」は44ヶ月連続のプラスに

2024.11.28

消費者調査データ No.417 シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い

2024.11.28

消費からみた景気指標 24年9月は6項目が改善

2024.11.27

24年9月の「全国百貨店売上高」は32ヶ月ぶりのマイナス、残暑で季節商品が苦戦

2024.11.27

24年9月の「チェーンストア売上高」は既存店で2ヶ月連続のプラスに

2024.11.27

24年10月の「コンビニエンスストア売上高」は11ヶ月連続のプラスに

2024.11.26

24年9月の「広告売上高」は、5ヶ月連続のプラス

2024.11.25

企業活動分析 LIXILの24年3月期は海外の需要減の影響で減益へ

2024.11.25

企業活動分析 東京ガスの24年3月期は大幅な減収減益

 

2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

2024.11.22

MNEXT 「消費社会白書」で分析するアメリカ大統領選の接戦予想のはずれ

2024.11.22

MNEXT やはり起こった「雪崩」現象―「岩盤保守の正体」

2024.11.21

24年9月の「商業動態統計調査」は6ヶ月連続のプラス

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

4位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

5位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area