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消費者調査データ No.127 シャンプー(2011年10月版) | ||
巨大外資商品群のなかで健闘光るTSUBAKI | ||
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
シャンプー市場は、2003年10月の「アジエンス(花王)」、2006年3月の「TSUBAKI(資生堂)」発売以降、中・高価格帯(550mlのボトルで750円~1,000円程度)の商品が活性化、最近ではダメージケアだけでなく、ノンシリコンやアンチエイジングなどさまざまな訴求の製品が発売されています。 今回は、当社が任意に選んだシャンプー25ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、ともに中・高価格帯に属する「TSUBAKI」と「パンテーン(P&G)」が激しい首位争いを繰り広げるという結果であった。 「パンテーン」は、認知、購入経験、3ヶ月以内購入の3項目で、「TSUBAKI」は、広告接触、店頭接触、今後の購入意向の3項目で、それぞれ首位を獲得したが、いずれの項目でも2商品の差は5ポイント以内の接戦となっている。 「TSUBAKI」「パンテーン」に続くのは、「メリット(花王)」「ラックス(ユニリーバ)」「アジエンス」などである。「メリット」は、認知率で2位、広告接触、店頭接触、購入経験で3位に食い込んでいるが、購入者の満足度を示す、購入者ベースの今後の購入意向では12位と、固定ファンの獲得では今一歩の感がある。「ラックス」は、認知、広告接触、店頭接触では10位以下だが、購入者ベースの今後の購入意向で1位を獲得、固定ファンの存在がうかがえる。「アジエンス」は、2006年調査では購入意向、購入者ベースの今後の購入意向で2位にランクインしていたが、今回の調査ではそれぞれ4位、7位と順位を落としている。 また、今回のランキングは、購入者ベースの今後の購入意向で前述の「ラックス」のほか、「パンテーンクリニケア(P&G)」「h&s(P&G)」など、外資系大手のブランドが目立ったのも特徴である。 シャンプー市場は、ドラッグストアの安売り競争や、中・高価格帯商品の詰替用商品へのシフトなどによる単価低下で、伸び悩んでいる。成熟化した市場でP&G、ユニリーバといった巨大外資系メーカーがグローバルな商品を投入する厳しい環境のなかで、国内トイレタリーメーカーの製品がどう存在感を打ち出していくのかが注目される。 |
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【提示25ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2011年8月22日~8月25日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の女性個人
- 有効回収サンプル数:968サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2011年8月22日~8月25日
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