半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2025年10月17日

消費者調査データ No.434
植物性ミルク(2025年10月版)
首位は「キッコーマン 豆乳」、再購入意向にはオーツやアーモンドミルクも



グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。
登録済みの方はこちらからログインしてご利用ください。

 植物性ミルクのなかでもっとも市場規模の大きい豆乳の2024年の出荷量は、約40万㎘で、前年比102.4%と堅調な伸びとなった(日本豆乳協会)。

 今回は、当社が任意に選んだ植物性ミルク24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 調査結果を見ると、前回(2024年10月版)同様、全項目で「キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ)」が首位を獲得した。「キッコーマン 豆乳」は再購入意向以外の5項目で2位に10ポイント以上の差をつけた。その2位も同じくキッコーマンソイフーズの「キッコーマン 豆乳飲料*」で、トップブランドらし強さをみせた。
* 豆乳に果汁やコーヒーなどのフレーバーを加えて味付けした飲料

 3位グループは「マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ)」と「アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ)」で、「マルサンアイ 豆乳」の方が3位が多いものの、各項目ごとの賛成率の差は小さい。

 再購入意向をみると、首位の「キッコーマン 豆乳」は揺るがないが、2位には「明治まるごとオーツ オーツミルク(明治)」が入った。3位は「マルサンアイ 豆乳」、4位「アーモンド効果のアーモンドミルク」、トップ5のうち4位までがプレーンタイプで、10位内にオーツミルクとアーモンドミルクがそれぞれ2ブランドずつ入った。

 植物性ミルクは、低カロリー、低脂肪、ミネラルが豊富であることなどから、メガトレンドである健康志向を追い風に成長してきた。アーモンドミルクや、急速に伸びているオーツミルクのほか、ココナッツミルク、ライスミルクなど幅広いラインナップが出そろってきた。飲用シーンもそのまま飲むだけでなく、料理やコーヒーに入れるなど用途が広がっており、メーカー各社もそれに対応した多様な商品を発売している。成長する市場で、ますます激烈な競争が繰り広げられそうだ。



注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ)   23.5%
    2. キッコーマン 豆乳飲料(キッコーマンソイフーズ) 10.9%
    3. アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ)  9.4%
  • 再購入意向
    1. キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ) 70.6%
    2. 明治まるごとオーツ オーツミルク(明治)   63.4%
    3. マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ)      63.3%

グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。

ログインしてグラフを見るいますぐ会員登録


詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ)
  • キッコーマン 豆乳飲料(キッコーマンソイフーズ)
  • マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ)
  • マルサンアイ 豆乳飲料(マルサンアイ)
  • ひとつ上の豆乳飲料(マルサンアイ)
  • タニタカフェ監修 オーガニック豆乳(マルサンアイ)
  • Plants & Me(森永乳業)
  • ミルクのようにやさしいダイズ(大塚食品)
  • スゴイダイズ(大塚食品)
  • 豆腐もできます 有機豆乳(スジャータめいらく)
  • Plant Label Pea Drink(雪印メグミルク)
  • トップバリュ 豆乳/豆乳飲料(イオン)
  • アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ)
  • アーモンド・ブリーズ(カゴメ)
  • 毎日おいしい ローストアーモンドミルク(マルサンアイ)
  • トップバリュ アーモンドミルク(イオン)
  • セブンプレミアム アーモンドミルク(セブン&アイ)
  • みなさまのお墨付き アーモンドミルク(西友)
  • アルプロ オーツミルク(ダノンジャパン)
  • 明治まるごとオーツ オーツミルク(明治)
  • オーツミルククラフト(マルサンアイ)
  • オーツミルク(スジャータめいらく)
  • トップバリュ オーツミルク(イオン)
  • \みなさまのお墨付き オーツミルク(西友)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年7月28日~7月29日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,092サンプル
サンプル構成(%)




参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2025.10.31

成長市場を探せ 猛暑に伸びる、3年連続過去最高更新のミネラルウォーター(2025年)

2025.10.30

25年9月の「ファミリーレストラン売上高」は43ヶ月連続プラス

2025.10.30

25年9月の「ファーストフード売上高」は55ヶ月連続のプラスに

2025.10.29

25年9月の「全国百貨店売上高」は2ヶ月連続のプラス

2025.10.28

MNEXT サナエノミクスと消費の回復ー所信表明に読む自助的自由主義

2025.10.28

25年8月の「広告売上高」は、16ヶ月ぶりのマイナス

2025.10.27

企業活動分析 第一三共の25年3月期は、主力の医療用医薬品好調で増収増益に

2025.10.24

「高市政権」樹立によって経済成長と消費復活へ

2025.10.24

25年9月の「チェーンストア売上高」は既存店で7ヶ月連続のプラス

2025.10.23

25年9月の「コンビニエンスストア売上高」は7ヶ月連続のプラスに

2025.10.22

25年8月の「旅行業者取扱高」は前年比5ヶ月連続プラスに

週間アクセスランキング

1位 2025.11.13

「消費社会白書2026」発表会 ネクスト戦略ワークショップのご案内

2位 2025.10.01

消費社会白書2026 - 欲望の拡張と価値マーケティングの新時代

3位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

4位 2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

5位 2025.10.24

「高市政権」樹立によって経済成長と消費復活へ

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area