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(2016.05)
消費者調査 No.226
冷菓(2016年5月版)
コンビニPBの高いロイヤリティ


 2015年の冷菓の市場は、前年比0.9%増で2年連続過去最高を記録しました。

 今回は、当社が任意に選んだ冷菓の30ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでも前回(2015年6月版)に引き続き、「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」が複数の項目で首位を獲得した。「ハーゲンダッツ」は、広告接触、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向」で首位、とくに、今後の意向では2位の「雪見だいふく(ロッテ)」に14.5ポイント、3ヶ月内購入では2位の「明治エッセルスーパーカップ(明治)」に8.1ポイントなどの大きな差をつけての首位獲得で、人気のほどをみせつけた。

 ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、前回(2015年6月版)僅差の2位だった「セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)」が首位を獲得した。さらに5位以内に、コンビニ大手3社のプライベートブランドがすべてランクイン、コンビニ各社のアイスの人気がうかがわれる。

 コンビニのPBアイスは、大手乳業メーカーやアイス専業メーカーなどとのコラボレーションを積極的に行ってきたが、今春夏は、セブン-イレブンの「ティラミス氷」、ローソンの「ウチカフェフラッペ スモア」、ファミリーマートの「ファミマカフェ フラッペ」など氷菓に人気商品が目立つ。とくにローソンとファミリーマートのフラッペは、電子レンジやコーヒーマシンを使っており、ナショナルブランドのメーカーでは真似のできない商品となっている。コンビニのレジ横コーヒーが、ファーストフードの市場を奪ったように、コンビニのフラッペがこれまでのアイスの市場を奪うのか、それともさらなる市場の拡大をもたらすのか。今後の行方が注目される。

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【提示30ブランド】
  • カロリーコントロールアイス(江崎グリコ)
  • 牧場しぼり(江崎グリコ)
  • ジャイアントコーン(江崎グリコ)
  • アイスの実(江崎グリコ)
  • ビフィックス フローズンジェリー(江崎グリコ)
  • 明治エッセルスーパーカップ(明治)
  • 明治グラン(明治)
  • 明治ゴールドライン(明治)
  • 爽(ロッテ)
  • クーリッシュ(ロッテ)
  • レディボーデン(ロッテ)
  • 雪見だいふく(ロッテ)
  • ジェラートマルシェ(ロッテ)
  • ピノ(森永乳業)
  • 板チョコモナカ(森永乳業)
  • パルム(森永乳業)
  • MOW(モウ・森永乳業)
  • アイスボックス(森永製菓)
  • ダース ビスケットクランチ(森永製菓)
  • チョコモナカジャンボ(森永製菓)
  • ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
  • 豆乳アイスソイ(クラシエ)
  • ガリガリ君(赤城乳業)
  • あずきバー(井村屋)
  • ハーゲンダッツ
  • ファミリーマートコレクションのアイスクリーム
  • ローソンセレクトのアイス(ローソン)
  • セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
  • セブンゴールド金のアイス(セブン&アイ)
  • トップバリュのアイス(イオン)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2016年4月15日~20日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,013サンプル
サンプル構成(%)




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