半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.08)
消費者調査 No.101 レトルト丼(2010年8月版)
レトルト丼でも強さを発揮する吉野家
大手NBと外食ブランドが凌ぎを削る
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 レトルト丼は、レトルト食品のなかでは比較的新しいジャンルで、年間生産量 もレトルトカレーの40万トンに対し、1万トン(2008年 社団法人日本缶詰協会)と市場はまだ小さいものの、新規参入が相次ぎ、注目されている市場のひとつです。
 今回は、レトルト丼について、当社が任意に選んだ12ブランドの「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」のトップ3は、吉野家の「丼の具」、グリコの「DONBURI亭」、マルハの「金のどんぶり」の順となった。また、「買ったことのある(購入経験率)」のトップ3は、グリコの「DONBURI亭」、マルハの「金のどんぶり」、吉野家の「丼の具」の順となり、認知率と顔ぶれは変わらなかった。
 「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」のトップは、2位を15ポイント近く引き離し、吉野家の「丼の具」となった。次いで、認知率・購入経験率共に、トップ5にランクインしなかった、丸美屋の「うまいどんぶり!」、ハウス食品の「できたてづくり」が登場した。
「レトルトカレー」のランキングでも、中村屋の 「インドカリー」など外食ブランドの商品が高い再購入意向を示しており、「レトルト丼の具」も、「ファーストフード」のランキングで上位にランクされる「吉野家」ブランドがトップを奪取した。
 外食ブランドのレトルト食品は、伝統的な「一汁三菜」の食スタイルが減少 (「食」についてのマンスリーニュースレター)する一方で、健康志向、節約志向を受けた内食回帰にマッチした商品として、今後も成長が期待される。また、NBメーカーにとって、外食ブランドのレトルト食品は脅威な存在となりそうだ。  

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示12ブランド】
  • できたてづくり(ハウス食品)
  • DONBURI亭(グリコ)
  • どんぶりシリーズ (大塚食品)
  • 金のどんぶり(マルハ)
  • うまいどんぶり!(丸美屋)
  • なっとくの丼シリーズ(S&B食品)
  • まかない飯(日本水産)
  • ぐるりニッポンの旅 駅弁巡り(日本水産)
  • ニコ丼(テーブルマーク)
  • どんぶり小町 野菜を食べるどんぶり(グリコ)
  • 吉野家 丼の具(吉野家)
  • 100円ショップのレトルト丼(ショップ99・ダイソーなど)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年5月19日~5月21日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,028サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

新着記事

2024.07.26

消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版)  首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水

2024.07.25

24年5月の「広告売上高」は、6ヶ月ぶりのプラス

2024.07.24

24年5月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.07.23

24年5月の「商業動態統計調査」は2ヶ月連続のプラス

2024.07.22

企業活動分析 キユーピー株式会社 23年11月期は海外など好調で増収も原材料高騰で2桁減益に

2024.07.22

企業活動分析 カゴメ株式会社 23年12月期は引き続き海外事業がけん引し増収増益に

2024.07.19

企業活動分析 ライオン株式会社(2023年12月期) 増収も土地譲渡益の反動等で減益に

2024.07.19

企業活動分析 ユニリーバ(Unilever)(2023年12月期) 減収減益、事業部門の業績格差受け、新成長戦略を修正へ

2024.07.19

24年6月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.18

24年6月の「景気の現状判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.17

MNEXT 円安は歓迎すべきかー過熱する円安論争

2024.07.16

企業活動分析 山崎製パン株式会社 23年12月期は大幅な増収増益で過去最高益に

2024.07.12

消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」

2024.07.11

24年5月の「消費支出」はふたたびマイナスに

2024.07.10

24年5月の「家計収入」は20ヶ月ぶりのプラス

2024.07.09

24年4月の「現金給与総額」は28ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.07.08

企業活動分析 大塚HD 23年12月期は売上は過去最高を記録、医療事業の減損損失で減益に

2024.07.08

企業活動分析 小林製薬の23年12月期は、R&Dや宣伝広告への積極投資を行い増収減益に

2024.07.05

成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム(2024年)

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2024.07.03

MNEXT コロナ禍の前中後の内食もどりはあったのか? -食欲望の現在-

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area