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(2016.01)
アンダーアーマー
―競技者のニーズ基点の新市場開拓
本コンテンツは、「ITmedia」(アイティメディア株式会社)に2015年12月24日に掲載された記事のオリジナル原稿です。
戦略研究チーム

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 2015年1月にはプロ野球の読売ジャイアンツとの5年間のパートナーシップ契約を締結。8月には東京・吉祥寺にブランドハウスをオープン。また、契約アスリートであるゴルファー、ジョーダン・スピースの活躍など、2015年に入り、話題性がより高まっているアンダーアーマー。米国・メリーランド州に本社を置くスポーツ用品メーカーである。

 4月に発表された2015年第1四半期決算によると、20四半期連続で前年同期比売上20%増を達成。アンダーアーマーの売上高は2014年で約3,700億円(1ドル120円換算)。2015年には約4,536億円を見込み、約23%増になるといわれている。

 スポーツ用品メーカーは、ナイキ、アディダスに次いで、プーマ、アシックスが続くが、アンダーアーマーの急成長は今期世界3位を視野に入れる勢いとなっている。


急成長のポイントは差別化戦略

 アンダーアーマーがこのような成長を遂げたのは、ナイキ、アディダスと差別性を打ち出し、新しいニーズを開拓することができたという点が大きな要因として挙げられる。ファッションシンボルとなり、大衆に人気を集めているナイキ、アディダスに対して、アンダーアーマーは、競技者目線の機能特化により差別化に成功。ターゲットは競技者に集中させた。

 これは、1996年の創業時のケビン・プランク(現社長)の「アスリートにはアスリートにしか理解できないニーズがある。選手の能力を最大限に発揮できるようなウェアを開発したい。」という想いに起因している。元々、メリーランド大学のアメリカンフットボールの選手だったケビン・プランクは自身の経験・想いから、「選手のパフォーマンスを最大限に引き出す」というコンセプトのブランド「アンダーアーマー」を誕生させたのである。

 ナイキやアディダスとの差別化を図り、新しいニーズを開拓していったマーケティングのポイントは次のように整理できる。



アンダーアーマーのマーケティングのポイント 三つの「P」とは? 
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