日立製作所の2019年3月期の連結決算は、売上高9兆4,806億円(前期比1.0%増)、営業利益7,550億円(同5.6%増)で増収増益となった。事業別には、高機能材料やオートモティブシステム等が減益となったものの、システムインテグレーションが堅調に推移した情報・通信システム、欧州向け鉄道システムが好調であった社会・産業システム、北米やアジア・大洋州を中心に売上が拡大した建設機械の増収及び収益性改善により増益。その結果、営業利益は過去最高を更新、営業利益率も目標の8%超を達成した。2019年5月に公表した「2021中期経営計画」では、「社会イノベーション事業のグローバルリーダー」を目指し、「成長モード」への転換を図る。社会イノベーション事業の提供を通じ、顧客の社会価値、環境価値、経済価値の三つの価値を向上し、人々のクオリティ・オブ・ライフと顧客企業の価値向上に貢献する。また新たにROIC(投下資本利益率)を経営の評価指標として導入し、資本コストをより意識した経営を推進する。そして、品質・安全・コンプライアンスに対する社会的信頼の確保・維持が最重要課題であることを改めて徹底していく。
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