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(2004.11)
正月映画

-アニメ日米対決、軍配は「ハウルの動く城」の圧勝
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 宮崎駿監督の3年ぶりの最新アニメ映画「ハウルの動く城」(スタジオジブリ)が11月20日、日本映画としては史上最高の全国448スクリーンで封切られました。今後、「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」などの大ヒット作を手がけてきたピクサー・スタジオの「Mr.インクレディブル」(12月4日公開)や、フルCGアニメ「ポーラー・エクスプレス」(11月27日公開)といった米国アニメが公開されます。さながら今度の正月映画の焦点は「日米アニメ対決」といっても過言ではありません。
 今回は、11月末から12月にかけて全国公開される「お正月映画」のうち、当社が選んだ10作品についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 結論からいうと、今回のランキングでは「ハウルの動く城」の一人勝ちである。全項目において2位以下を20ポイント以上引き離して1位を独占した。とりわけ注目すべきは「実際に映画館に行って観ようと思う」で、全体ベースで38%、認知者ベースでは40%にも及ぶ。実際、公開後2日間で、観客動員数110万5千人を記録し、これまで国内最高だった同監督の「千と千尋の神隠し」(80万5千人)を約30万人も上回った。
 この背景には、3年ぶりの宮崎映画ということでマスメディアがこぞって取りあげることで認知を高め(91%)、それが周辺での話題を呼んだ(45%)ことが大きく寄与していると推測される。さらに「DVDやビデオで観ようと思う」でも42%と高く、興業成績だけでなく、上映後も高収益をもたらすコンテンツになることが確実視される。
 対抗馬とされる「Mr.インクレディブル」も6項目中4項目で2位につけているが、「ハウルの動く城」には遠く及ばない。今後の焦点は「ハウルの動く城」がこれまでの日本映画の記録をどこまで塗り替えるかということになりそうである。  

サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2004年11月22日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター
 20~49歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:638サンプル

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