半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2012.10)
消費者調査 No.159 総合スーパー・食品スーパー(2012年10月版)
好調イオンが首位を独走
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 2012年に入ってから、チェーンストアの売り上げは低迷し、業界としては3月から8月まで6ヶ月連続で前年割れを続けていますが、個別には高い成長をとげている企業もみられます。
 今回は、当社が任意に選んだ32の総合スーパー・食品スーパーについて、「知っている(認知率)」、「利用したことがある(利用経験率)」、利用者の満足度合を示す「利用経験者の今後の利用意向(再利用意向)」などの項目をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、総合スーパー(GMS)最大手の「イオン」が際だった強さをみせつけた。
 「イオン」は、10項目中8項目で首位を獲得、さらに残りの2項目もイオングループの食品スーパー「まいばすけっと」が獲得するなど、グループとして首位を独占した。イオンは、居住地域での利用可能で2位に19.1ポイント差の58.4%を獲得、6割近いカバー率を誇るほか、今後の利用意向でも53.0%と、2位に21.5ポイントの大差をつけ首位となった。さらに前年と比べた利用増加の項目でも17.8%と唯一2桁を獲得。利用者の満足度を表す指標である、利用者ベースの今後の利用意向でも73.9%で首位となった。
 グループ企業の「まいばすけっと」は290店舗(2012年10月現在)で、居住地域での利用可能では18位だが、利用できる人ベースの利用が増加した店舗では36.7%となっており、急成長を裏付けている。
 また、店舗数118(2012年3月末現在)の食品スーパー「ヤオコー」は、認知では20位外、居住地域での利用可能で17位、利用経験で20位だが、利用者ベースの利用増で3位、利用者ベースの利用意向で4位と、高いロイヤリティを得ている。

 イオンは、全国417店舗(2012年6月現在)で、同じくGMS大手の「イトーヨーカ堂」の173店舗(2012年7月現在)を大きく引き離しており、店舗数、売上ともNo.1のGMSで、規模の経済性を活かした高い浸透度を誇っている。一方、満足度などで好順位を得ている「ヤオコー」は、関東の一部都県にのみ出店し、ミールソリューションで高い評価を得るという特徴をもっている。面で商圏をおさえるGMSのなかで、食品スーパーの生き残るひとつの道を示しているといえるだろう。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示32社】
  • イオン
  • イトーヨーカドー
  • ピアゴ
  • ダイエー
  • 西友
  • 紀ノ国屋
  • クイーンズ伊勢丹
  • 成城石井
  • ザ・ガーデン自由が丘
  • ピーコックストア・大丸ピーコック
  • 三浦屋
  • 京王ストア
  • 京急ストア
  • 東急ストア
  • 東武ストア
  • 小田急OX
  • サミット
  • マルエツ
  • オオゼキ
  • オリンピック
  • ライフ
  • ヤオコー
  • グルメシティ
  • 平和堂
  • イズミヤ
  • ヨークマート
  • ヨークベニマル
  • マックスバリュ
  • いなげや
  • まいばすけっと
  • マルエツプチ
  • ミニピアゴ

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2012年9月14日~18日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.26

消費からみた景気指標 24年2月は10項目がプラスに

2024.04.26

24年3月の「全国百貨店売上高」は25ヶ月連続のプラス、インバウンドや物産展が好調

2024.04.26

24年3月の「ファーストフード売上高」は37ヶ月連続のプラスに

2024.04.26

24年3月の「ファミリーレストラン売上高」は25ヶ月連続プラス

2024.04.25

月例消費レポート 2024年4月号 消費は足許で持ち直しの動きが見られる-「いつも通り」の消費の風景が戻ってくるようになれば消費回復の見通しもより確かなものに

2024.04.24

24年3月の「チェーンストア売上高」は既存店で13ヶ月連続のプラス、食料品がけん引

2024.04.24

24年3月の「コンビニエンスストア売上高」は4ヶ月連続のプラスに

2024.04.23

24年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2024.04.23

24年2月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.04.12

成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area