半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.11)
消費者調査 No.109 弁当・総菜(2010年11月版)
伸びるキーワードは「低価格」か、それとも「健康」か
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 総菜・持ち帰り弁当などを含む中食市場は、食の簡便化志向などを受けて、縮小傾向の目立つ外食業界のなかでも堅実な成長を続けています。
 今回は、当社が任意に選んだ15の持ち帰り弁当・総菜チェーンについて「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」及び「買ったことがある(購入経験率)」の上位と「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」の上位の顔ぶれが大きく異なる結果となった。
 認知率と購入意向は、首位から順に「ほっかほっか亭」、「セブンイレブンの弁当」、「ローソンの弁当」、「ファミリーマートの弁当」、「HottoMotto(ほっともっと)」となり、大手弁当チェーンやコンビニエンスストアの弁当が挙げられている。
 一方、購入者の満足度の指標である「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」は、認知率、購入経験率ではトップ10に登場しなかった、「アール・エフ・ワン」、「柿安ダイニング」が1位、2位となるなど、総菜チェーンの人気が高い。両者とも弁当チェーンなどより高めの価格設定ながら、食材数や栄養価を表示するなど、「健康」や「安全」を訴求していることが特徴である。大手弁当チェーンでは、店舗数で業界首位の「HottoMotto(ほっともっと)」が3位につけたが、認知率と購入意向首位の「ほっかほっか亭」は、8位に沈んだ。また、認知率と購入意向とも10位圏外の「イオン 278円・298円弁当」、「西友 298円弁当」がそれぞれ4位と7位にあがってきている。

 中食市場は、有職女性や共働き世帯、単身世帯の増加を背景に今後も伸びの期待されている。ただし拡大の担い手としては、これまで市場の拡大に寄与してきた弁当チェーンよりも、健康志向に対応した総菜チェーンや、低価格志向に対応した総合スーパーの弁当などに注目していく必要があるかもしれない。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示15ブランド】
  • ほっかほっか亭
  • 本家かまどや
  • HottoMotto(ほっともっと)
  • オリジン弁当
  • ローソンの弁当
  • セブンイレブンの弁当
  • ファミリーマートの弁当
  • am/pm の弁当
  • サークルKサンクスの弁当
  • ミニストップの弁当
  • イオン 278円・298円弁当
  • 西友 298円弁当
  • 若菜
  • アール・エフ・ワン
  • 柿安ダイニング

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年9月1日~9月3日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,058サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

新着記事

2024.07.26

消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版)  首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水

2024.07.25

24年5月の「広告売上高」は、6ヶ月ぶりのプラス

2024.07.24

24年5月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.07.23

24年5月の「商業動態統計調査」は2ヶ月連続のプラス

2024.07.22

企業活動分析 キユーピー株式会社 23年11月期は海外など好調で増収も原材料高騰で2桁減益に

2024.07.22

企業活動分析 カゴメ株式会社 23年12月期は引き続き海外事業がけん引し増収増益に

2024.07.19

企業活動分析 ライオン株式会社(2023年12月期) 増収も土地譲渡益の反動等で減益に

2024.07.19

企業活動分析 ユニリーバ(Unilever)(2023年12月期) 減収減益、事業部門の業績格差受け、新成長戦略を修正へ

2024.07.19

24年6月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.18

24年6月の「景気の現状判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.17

MNEXT 円安は歓迎すべきかー過熱する円安論争

2024.07.16

企業活動分析 山崎製パン株式会社 23年12月期は大幅な増収増益で過去最高益に

2024.07.12

消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」

2024.07.11

24年5月の「消費支出」はふたたびマイナスに

2024.07.10

24年5月の「家計収入」は20ヶ月ぶりのプラス

2024.07.09

24年4月の「現金給与総額」は28ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.07.08

企業活動分析 大塚HD 23年12月期は売上は過去最高を記録、医療事業の減損損失で減益に

2024.07.08

企業活動分析 小林製薬の23年12月期は、R&Dや宣伝広告への積極投資を行い増収減益に

2024.07.05

成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム(2024年)

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2024.07.03

MNEXT コロナ禍の前中後の内食もどりはあったのか? -食欲望の現在-

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area