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(2006.07)
スポーツ飲料・機能性飲料

ロングセラー「ポカリスエット」「アクエリアス」強し!
新商品ラッシュの中、生き残る商品は?  
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 スポーツ時や入浴後など、発汗などによって失われる水分やミネラル分を効率良く補給するという点で、スポーツ飲料や機能性飲料は気軽に購入して飲めるアイテムとして定着しています。今回は、スポーツ飲料・機能性飲料15ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 まず注目されるのは、6ランキング中5ランキングで、1位「ポカリスエット(大塚製薬)」、2位「アクエリアス(コカ・コーラ)」、3位「DAKARA(サントリー)」と固定されていることである。1980年に発売され、このカテゴリー(市場)を切り開いた「ポカリスエット」のブランド力は発売26年経った今でも揺るぎないことが再確認された。また「ポカリスエット」に対抗する商品として1983年に発売された「アクエリアス」もポカリスエットに次ぐ地位を維持していることも確認できた。
 3位に食い込んだ「DAKARA」(2000年)は、上位2ブランドが「スポーツ飲料」として括られるのに対し、特定の成分、特に健康やダイエット、美容といったものに効果的な成分に焦点を当てた「機能性飲料」の代表ブランドである。また、「DAKARA」は印象的なテレビCMやネーミングが話題となり、同じく上位に挙げられる「アミノサプリ」(キリンビバレッジ)もアミノ酸飲料拡大を牽引し、ロングセラー化している。
 ロングセラーブランドとして健闘している商品として、「C1000レモンウォーター」(1992年発売)がある。「最近1ヶ月以内に飲んだことのある人ベースで今後も飲みたい」では、前述3ブランドを凌いでトップである。「C1000レモンウォーター」は、『C1000タケダ』ブランドのひとつとして発売されている、ビタミンC入り健康飲料で、特に食の安全性への意識が高まる中、本物のレモン果汁を使った自然な味が受け入れられている。
 また2006年に発売された新商品では、インパクトのあるCMが話題となった「KIRIN NUDA」(キリンビバレッジ)やこのカテゴリーとしては初の特定保健用食品「ヘルシア ウォーター」(花王)があるが、上位ブランドが機能による多アイテム化を進める中、現段階ではそれらを脅かすほどの存在にはなっていない。


サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:
 2006年5月31日~6月1日
調査対象者:
 当社インターネットモニター
 20~49歳
 全国の男女個人
有効回収サンプル数:638サンプル

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