
2024年のビール系飲料の販売数量は、前年比3%減で着地した(ビール4社)。酒税法の改正で減税となったビールは伸びたが、新ジャンルが大きく数量を減らした。
今回は、当社が任意に選んだビール系飲料24ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2024年6月版)と同様、「アサヒ スーパードライ(以下スーパードライ)(アサヒビール)」が全項目で首位を獲得した。「スーパードライ」は、再購入意向の5項目で、2位の「キリン 一番搾り(以下一番搾り)(キリンビール)」に10ポイント以上の差をつけての首位を獲得、トップブランドらしい強さをみせた。
キリンビールの主力「一番搾り」は、全項目で2位を獲得、3位グループには「アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶(アサヒビール)」、「サントリー ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)」、「アサヒ生ビール(マルエフ)(アサヒビール)」などがひしめいている。昨年4月新発売の「キリン 晴れ風(以下晴れ風)(キリンビール)」は、認知では10位、購入経験では9位にとどまっているが、3ヶ月内購入と再購入意向では3位を獲得、「一番搾り」に続くキリンビール2本目の柱として期待される。
再購入意向をみると、前述のように首位は「スーパードライ」、「一番搾り」「晴れ風」と続く。4位以下も「サントリー ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)」、「サッポロ 生ビール黒ラベル(サッポロビール)」、「サッポロ ヱビスビール(サッポロビール)」とビールのブランドが続き、10位内に入ったビール以外のブランドは「サントリー 金麦(サントリー)」のみとなっている。酒税法の改正でメーカー各社がビールに注力した結果ともいえよう。しかし、物価高騰による節約志向の高まりや、若者を中心としたアルコール離れなど、ビールの未来には不透明感も漂う。続く猛暑はビール系飲料にとって追い風だが、厳しい環境下での競争が続きそうだ。
- 注目ランキング
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- 3ヶ月内購入
- アサヒ スーパードライ(アサヒビール) 30.0%
- キリン 一番搾り(キリンビール) 17.8%
- キリン 晴れ風(キリンビール) 13.0%
- 再購入意向
- アサヒ スーパードライ(アサヒビール) 67.5%
- キリン 一番搾り(キリンビール) 62.3%
- キリン 晴れ風(キリンビール) 60.1%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- アサヒ スーパードライ(アサヒビール)
- アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶(アサヒビール)
- アサヒ生ビール(マルエフ)(アサヒビール)
- アサヒ ザ・ビタリスト(アサヒビール)
- キリン 一番搾り(キリンビール)
- キリン 一番搾り 糖質ゼロ(キリンビール)
- キリン 晴れ風(キリンビール)
- SPRING VALLEY (キリンビール)
- キリン ラガービール(キリンビール)
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)
- パーフェクトサントリービール(サントリー)
- サントリー ザ・モルツ(サントリー)
- サッポロ 生ビール黒ラベル(サッポロビール)
- サッポロ ヱビスビール(サッポロビール)
- ヤッホーブルーイング よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
- アサヒ スタイルフリー<生>(アサヒビール)
- キリン 淡麗グリーンラベル(キリンビール)
- アサヒ ザ・リッチ(アサヒビール)
- クリアアサヒ(アサヒビール)
- キリン のどごし<生>(キリンビール)
- キリン 本麒麟(キリンビール)
- サントリー 金麦(サントリー)
- ジョッキ生(サントリー)
- サッポロ 麦とホップ(サッポロビール)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2025年5月30日~5月31日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,001サンプル
サンプル構成(%)


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