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(2011.06)
消費者調査データ No.116 発泡酒(2011年6月版)
発泡酒 淡麗独走に歯止めはかけられるか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 ビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール計)の出荷量は、東日本大震災直後の2011年3月の前年同月比10.9%減から、4月には在庫減カバーのため出荷量が増えたことで、ビール、第三のビールはプラスとなりました。一方、発泡酒については4月同1.8%減、5月も同19.8%減となっています。
 今回は、当社が任意に選んだ発泡酒12ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「麒麟淡麗<生>(キリンビール)」、「淡麗グリーンラベル(キリンビール)」がトップ2を独占、淡麗ブランドの商品がワン・ツーフィニッシュとなり、前回同様の強さをみせつけた。
 「麒麟淡麗<生>」「淡麗グリーンラベル」を追うのは、「アサヒスタイルフリー(アサヒビール)」だが、認知率や広告接触率、店頭接触率などで2位の「淡麗グリーンラベル」に20ポイント程度、今後の購入意向で13.4ポイント、満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」で7.2ポイントの差をつけられている。

 発泡酒市場は、ビールと第三のビールに挟まれて縮小の傾向にあり、2011年のビール各社の計画でも、販売数量は対前年比8割程度の見込みである。縮み続ける市場では、トップグループ以外のブランドが生き残るのは難しい。キリン以外のメーカーにとっては、淡麗ブランドにこれ以上水をあけられないようにどう追走していくか、また、自社売上に占める発泡酒比率がビール4社のなかでもっとも高いキリンは、市場自体の縮小をどれだけ食い止められるかが課題となるだろう。

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【提示12ブランド】
  • キリン麒麟淡麗<生>
  • キリン淡麗グリーンラベル
  • キリン淡麗ダブル
  • キリン麒麟ゼロ<生>
  • キリン円熟
  • アサヒスタイルフリー
  • アサヒ本生ドラフト
  • アサヒ本生アクアブルー
  • サントリーMDゴールデンドライ
  • サントリーダイエット<生>
  • サッポロ北海道生搾り
  • サッポロホップ畑の香り

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2011年5月26日~5月30日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,052サンプル
サンプル構成(%)



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