半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.02)
消費者調査 No.83 チョコレート(2010年2月版)
激戦チョコレート市場 
甘い商品の甘くない生き残り競争
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 09年のチョコレート市場は、08年の値上げ・減量から一転、値下げ・増量となっています。09年秋にロゴ変更など大幅に刷新、内容量を58gに減量し100円価格帯に値下げした明治製菓の「ミルクチョコレート」により、各メーカー、価格や内容量の変更が始まりました。
 そんな市場構造の変動があるチョコレートについて、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」のトップは、共に、1975年発売の明治製菓の「きのこの山/たけのこの里」が獲得した。
 一方、2009年度発売の新商品である不二家の「スイーツトルテ」、ロッテの「スペシャリテ」は、認知率、購入経験率共に苦戦している。

 その中で、再購入意向トップのネスレの「キットカット」は、「キット勝つ」という受験の験担ぎ商品として成功したことなどから、注目を集め、強固なファン層を獲得したものと思われる。
 再購入意向の上位を見ると、6割を超える商品は、ネスレの「キットカット」、ロッテ の「アーモンドチョコレート」、グリコの「アーモンドプレミオ」、明治製菓の「アーモンドチョコ」となっている。
チョコレートの他にナッツ等を配合したチョコレート菓子であり、かつ、ロングセラー商品が上位を占めており、ロングセラー商品同士でしのぎを削る格好となっている。

 チョコレート市場は飽和傾向にあり、2007年の対前年比は95.7%(出典:日本チョコレート・ココア協会)となっている。
 2010年度2月14日は日曜日であり、バレンタインデーは日曜日である。
不況かつ日曜日という甘くない状況で迎えるチョコレート戦争は、チョコレート業界にとって、その味は塩味といった模様となりそうである。

 本コンテンツの全文は、メンバーシップサービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスご登録が必要です。

メンバーシップサービス会員のご案内についてはこちらをご覧ください。
メンバーシップサービス会員の方は、下記をクリックして全文をご利用ください。






【提示20ブランド】
  • 明治製菓 きのこの山/ たけのこの里
  • 明治製菓 ブラックチョコレート
  • 明治製菓 アーモンドチョコ
  • 明治製菓 ミルクチョコレート
  • 森永製菓 ダース
  • 森永製菓 ミルクチョコレート
  • 森永製菓 小枝
  • グリコ ポッキー
  • グリコ ポッキー極細
  • グリコ ジャイアントカプリコ
  • グリコ ディアカカオ
  • グリコ アーモンドプレミオ
  • ネスレ キットカット
  • ロッテ アーモンド
  • チョコレート ロッテ
  • ガーナ ミルクチョコレート
  • ロッテ トッポ
  • ロッテ スペシャリテ
  • ロッテ 紗々
  • 不二家 アーモンドチョコレート
  • 不二家 スイーツトルテ

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年1月26日~1月29日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,046サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

新着記事

2024.07.26

消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版)  首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水

2024.07.25

24年5月の「広告売上高」は、6ヶ月ぶりのプラス

2024.07.24

24年5月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.07.23

24年5月の「商業動態統計調査」は2ヶ月連続のプラス

2024.07.22

企業活動分析 キユーピー株式会社 23年11月期は海外など好調で増収も原材料高騰で2桁減益に

2024.07.22

企業活動分析 カゴメ株式会社 23年12月期は引き続き海外事業がけん引し増収増益に

2024.07.19

企業活動分析 ライオン株式会社(2023年12月期) 増収も土地譲渡益の反動等で減益に

2024.07.19

企業活動分析 ユニリーバ(Unilever)(2023年12月期) 減収減益、事業部門の業績格差受け、新成長戦略を修正へ

2024.07.19

24年6月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.18

24年6月の「景気の現状判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.17

MNEXT 円安は歓迎すべきかー過熱する円安論争

2024.07.16

企業活動分析 山崎製パン株式会社 23年12月期は大幅な増収増益で過去最高益に

2024.07.12

消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」

2024.07.11

24年5月の「消費支出」はふたたびマイナスに

2024.07.10

24年5月の「家計収入」は20ヶ月ぶりのプラス

2024.07.09

24年4月の「現金給与総額」は28ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.07.08

企業活動分析 大塚HD 23年12月期は売上は過去最高を記録、医療事業の減損損失で減益に

2024.07.08

企業活動分析 小林製薬の23年12月期は、R&Dや宣伝広告への積極投資を行い増収減益に

2024.07.05

成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム(2024年)

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2024.07.03

MNEXT コロナ禍の前中後の内食もどりはあったのか? -食欲望の現在-

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area