三菱食品の2018年3月期の売上高は過去最高となる2兆5,134億円(前年比4.2%増)、営業利益は167億円(同6.3%減)という結果となった。加工食品事業においては、コンビニエンスストア、ドラッグストア等との取引が伸長したことや調味料類、飲料類などが堅調に推移したこと等から売上高が増加。しかし、物流費を中心とした販管費の増加をカバーするに至らず利益は前年を下回った。低温食品事業においては、コンビニエンスストア等を中心に堅調に推移したことや、市販冷凍食品が好調であることによって、売上高は増加。しかし、この事業も販管費の増加をカバーするに至らず利益は前年を下回った。酒類事業においては卸売、コンビニエンスストア等との取引が伸長したことにより売上高、利益ともに増加。菓子事業においては、コンビニエンスストア等との取引が伸長したことや、健康志向を背景にチョコレート等が好調であったことにより売上高、利益ともに増加。今後は、総合食品商社として、これまで進めてきた機能強化や新たな事業領域の拡大に向けた背策を定着させ発展させることで、卸事業を核としながらも、最適な事業ポートフォリオを形成し、収益の拡大を図っていく。
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参照コンテンツ
- 戦略ケース 株式会社菱食 -菱食の挫折 ヨークベニマルとの一括物流の結末(1999年)
- 戦略ケース 株式会社菱食 -消費者起点時代の流通の創造(1990年)
- 戦略ケース 菱食 菱食の情報戦略(1987年)
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