半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2014.03)
顧客接点のリ・デザイン -次世代マーケティングの提案
4.消費者ネットワークへのアプローチ戦略

構成

 (1)個人から集団説得へ
 (2)消費者の包囲説得

本コンテンツの全文は、会員サービスでのご提供となっております。
ご利用には会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
ご登録はこちらをご覧ください。


(1)個人から集団説得へ
 人と人とのコミュニケーションのネットワークが、人々の意識や行動に与える影響が大きくなっている。我々が商品を選ぶ時に重視する評判や口コミなどの情報、購入方法、どんな商品を選ぶか、そもそも商品を欲しいと思う動機から他者の存在を意識せずには成り立っていない。また、購入した商品サービスを通じて体験したことを、「仲間内」に伝えて羨ましがられたいという「体験ニーズ」がある。ツイッターでつぶやいたり、フェイスブックや口コミサイトに掲載された体験情報が他の消費者の欲望の対象になったり選択の手がかりとなる。急拡大するスマホなどによってすすむネットワーク化が、コミュニケーションの量と購買行動への影響力をより大きくしている。
 消費者調査によって、人々のコミュニケーションを分析したところ(消費社会白書2014「新しい消費への離陸」参照)、コミュニケーションのネットワークにおいて、特に情報を波及させる役割を果たす人が存在することがわかった。「仲間内」という特定の集団内で多人数に情報伝達する「スピーカー型」と、異なる集団間に情報をつなぐ「ブリッジ型」である。このふたつのタイプの相乗効果によって、商品サービスの情報がネットワークを通じて波及していく。
 一方で、これまでのマーケティングコミュニケーションは、多くの場合に個人としての消費者を前提にしてきた。マス宣伝を通じて、限られた世帯の視聴率調査を元にCMの到達率を算出し、新聞・雑誌広告は発行部数によって媒体費が算出される。企業のHPやSNSなどネットを通じた情報発信量も拡大しているが、消費者の接触率は必ずしも高いとはいえない。ある程度のターゲットが設定される場合もあるが、大海に向かって大きな編み目の投網をなげるようなものである。さらに、マス宣伝、ネット情報、店頭施策などのさまざまなコミュニケーション努力がそれぞれ異なる部門によって設計されて、バラバラに実施されることもありがちなことである。



 本コンテンツの全文は、メンバーシップサービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧にはメンバーシップサービス会員(有料)ご登録が必要です。

メンバーシップサービス会員ご登録についてはこちらをご覧ください。
メンバーシップサービス会員の方は、下記をクリックして全文をご利用ください。

【基調論文】 顧客接点のリ・デザイン -次世代マーケティングの提案
  1.品質差別化へのリ・デザイン-セグメント開発とシグナル開発
  2.多元チャネルのリ・デザイン-多元流通ネットワークの再定義
  3.リアル小売の売場力開発-選択、購入、入手の即時化
  4.消費者ネットワークへのアプローチ戦略
  5.顧客の捉え方とセグメントのリ・デザイン-筋書きづくりによる遠近透視

新着記事

2026.05.21

26年3月の「現金給与総額」は51ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2026.05.20

26年3月は「有効求人倍率」、「完全失業率」とも悪化

2026.05.19

26年3月の「消費支出」は2ヶ月ぶりのマイナスに

2026.05.19

26年3月は「家計収入」、「可処分所得」ともプラスに

2026.05.18

企業活動分析 花王の25年12月期は、シェア拡大などで増収増益に

2026.05.15

消費者調査データ 「キリン 氷結」、「ほろよい」デッドヒート、サントリーは「-196℃」「角ハイ」も上位に

2026.05.14

26年4月の「乗用車販売台数」は10ヶ月ぶりのプラス

2026.05.13

26年3月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナスに

2026.05.11

企業活動分析 サイゼリヤの25年8月期は、国内好調、アジア新店拡大などで増収増益に

2026.05.08

26年3月の「全国百貨店売上高」は3ヶ月連続のプラスに

2026.05.08

26年3月の「ファーストフード売上高」は61ヶ月連続のプラスに

2026.05.08

26年3月の「ファミリーレストラン売上高」は49ヶ月連続プラス

2026.05.07

企業活動分析 くら寿司の25年10月期は、フェアやコラボで過去最高売上も、微減益に

週間アクセスランキング

1位 2025.05.07

なぜ井上尚弥選手はダウンしたのか

2位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

3位 2025.06.20

消費者調査データ ミネラルウォーター(2025年6月版) 強さ鮮明「サントリー 天然水」、「い・ろ・は・す」に水をあける

4位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

5位 2022.01.28

MNEXT 眼のつけどころ ePOPで成熟ブランドのリブランディング― 2022年春の提案

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area