半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2007.6)
首都圏の人気スポット
 新丸ビル、ミッドタウン─新規オープンスポットは定番に食い込めるか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 2006年から2007年にかけて、東京都心を中心とした首都圏では、表参道ヒルズ(2006.02.11)、アーバンドック ららぽーと豊洲(以下ららぽーと豊洲)(2006.10.05)、東京ミッドタウン(2007.03.30)、新丸ビル(2007.04.27)などオフィス、商業施設、住宅などを含む大型の複合ビルのオープンが続き、新しい人気スポットとなっています。オープン時のにぎわいは、テレビや雑誌でも紹介され、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
 今回は、首都圏のファッションビル、複合ビルの中から、当社が任意に選んだ20のスポットについて首都圏在住のネットユーザーに対してアンケートを行った結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、六本木ヒルズ、横浜みなとみらい21(以下みなとみらい)、タカシマヤタイムズスクエアなど、定番の人気スポットが根強い人気をみせつけた。
 2003年4月オープンの六本木ヒルズは、「知っている人気スポット」で1位、「3ヶ月以内に行った」「3ヶ月以内に話題にした」「今後も行きたい」で3位。オープンから4年たっているが、まだまだ話題性の高いホットなスポットといえる。中核ビルのランドマークタワーのオープンが1993年のみなとみらいは、前回(2004年7月)のランキング情報に引き続き、「もっとも好き」「今後(も)行きたい」でトップとなった。また、タカシマヤタイムズスクエアは、同じく「もっとも好き」「今後(も)行きたい」が2位。ともに、根強い固定ファンをもつ人気スポットといえるだろう。

 一方で、2006年から今年にかけてオープンした人気スポットは、「3ヶ月以内に話題にした」で新丸ビルが33.0%でトップ、東京ミッドタウンが28.6%で2位、表参道ヒルズが6位、ららぽーと豊洲が7位と話題性は高い。
 しかし、「今後(も)行きたい」では、新丸ビルが25.9%で8位、東京ミッドタウンが9位、表参道ヒルズが12位、ららぽーと豊洲が15位と、必ずしも話題性が来訪意向と結び付いていない。2003年5月のランキングで、オープン後約1ヶ月の六本木ヒルズが「知っている」「今後(も)行きたい」でトップだったのに比べると、ブーム性は弱いといえる。
 ただし、「行ったことがある人ベースの今後の来訪意向」では新丸ビルが65.0%で1位、東京ミッドタウンが63.3%で2位、ららぽーと豊洲が60.2%で3位と新規オープンの人気スポットが上位を独占、訪問者の満足度は高い。

 六本木ヒルズが嚆矢となった複合ビルの人気スポット化だが、その後の相次ぐ複合ビルオープンなどで、新規オープンのインパクトは弱くなっていると考えられる。乱立気味の人気スポット同士での話題性や顧客の奪い合いも激化している。
 新丸ビルや東京ミッドタウンなどの新規オープンのスポットが、来訪者の高い満足度を武器に、人気スポットとしてどこまで定番に食い込んでいけるかが注目される。



【提示20スポット】
  • 丸ビル(丸の内)
  • 新丸ビル(丸の内)
  • 丸の内オアゾ(丸の内)
  • 汐留シオサイト(汐留)
  • アクアシティお台場(お台場)
  • パレットタウン(お台場)
  • デックス東京ビーチ(お台場)
  • 天王洲アイル(天王洲)
  • アーバンドック ららぽーと豊洲(豊洲)
  • 六本木ヒルズ(六本木)
  • 東京ミッドタウン(六本木)
  • 恵比寿ガーデンプレイス(恵比寿)
  • Bunkamura(渋谷)
  • 渋谷マークシティ(渋谷)
  • 表参道ヒルズ(表参道)
  • タカシマヤタイムズスクエア(新宿)
  • サンシャインシティ(池袋)
  • 横浜みなとみらい21(横浜)
  • ららぽーとTOKYO-BAY(船橋)
  • イクスピアリ(舞浜)

サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2007年5月17日~18日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
        在住の男女個人
有効回収サンプル数:640サンプル


 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





新着記事

2024.12.03

24年10月の「新設住宅着工戸数」は6ヶ月連続のマイナス

2024.12.02

企業活動分析 イオン株式会社 24年2月は、営業収益・営業利益ともに過去最高を更新し増収増益

2024.12.02

企業活動分析 宝ホールディングス株式会社 24年3月期は、バイオ事業不調により減収減益

2024.12.02

企業活動分析 TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited)  23年12月期は減収減益、事業構造の転換へ

2024.11.29

月例消費レポート 2024年11月号 消費は一旦足踏み状態となっている-政策転換を消費回復への新たな起爆剤に

2024.11.29

24年10月の「ファミリーレストラン売上高」は32ヶ月連続プラス

2024.11.29

24年10月の「ファーストフード売上高」は44ヶ月連続のプラスに

2024.11.28

消費者調査データ No.417 シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い

2024.11.28

消費からみた景気指標 24年9月は6項目が改善

2024.11.27

24年9月の「全国百貨店売上高」は32ヶ月ぶりのマイナス、残暑で季節商品が苦戦

2024.11.27

24年9月の「チェーンストア売上高」は既存店で2ヶ月連続のプラスに

2024.11.27

24年10月の「コンビニエンスストア売上高」は11ヶ月連続のプラスに

2024.11.26

24年9月の「広告売上高」は、5ヶ月連続のプラス

2024.11.25

企業活動分析 LIXILの24年3月期は海外の需要減の影響で減益へ

2024.11.25

企業活動分析 東京ガスの24年3月期は大幅な減収減益

 

2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

2024.11.22

MNEXT 「消費社会白書」で分析するアメリカ大統領選の接戦予想のはずれ

2024.11.22

MNEXT やはり起こった「雪崩」現象―「岩盤保守の正体」

2024.11.21

24年9月の「商業動態統計調査」は6ヶ月連続のプラス

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.11.22

MNEXT 世を騒がす「雪崩」現象の正体―兵庫県知事選の分析

4位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

5位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area