半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2012.03)
消費者調査データ No.140 ショッピングサイト(2012年3月版)
楽天 VS. Amazon 2強激突の行方は!?
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 インターネットショッピングの市場規模は、百貨店、コンビニエンスストアの市場規模を抜き、今もっとも成長性が高い流通となっています。
 今回は、当社が任意に選んだ24のショッピングサイトについて「知っている(認知率)」、「閲覧したことがある(閲覧経験率)」、「会員登録をしている(登録率)」、利用者の満足度合を示す「利用経験者の今後の利用意向(再利用意向)」などの項目でインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、国内最大のインターネットショッピングモール「楽天市場」が世界最大のショッピングサイト、「Amazon.com」の日本法人「AmazonJapan(Amazon.co.jp)」をかわして、12項目中11項目で首位を獲得した。
 1997年開設の「楽天市場」は、認知率でこそ単一企業運営としては最大級の総合ショッピングサイトである「AmazonJapan」に首位を譲ったものの、会員登録率で8.2ポイント、購入経験率で8.5ポイントの差をつけて首位となった。とくに最近1年内の最頻利用で「楽天市場」を挙げた人が49.4%、最近1ヶ月内利用率が54.8%と2位以下を大きく引き離し、ユーザーの高い頻度での利用を獲得している。
 「AmazonJapan」は、1ヶ月内利用率が36.1%と「楽天市場」に18.7ポイントの差をつけられているものの、利用者ベースの再利用意向は「楽天市場」とほぼ差がなく、ユーザーの満足度は高いといえるだろう。
 「楽天市場」「AmazonJapan」に続くのは、会員登録率や購入経験率、今後の利用意向などで3位を獲得した「Yahoo! ショッピング」であろう。ただし、「Yahoo! ショッピング」は、利用者ベースの再利用意向が59.5%で第7位で、上位2サイトの追撃にはやや弱いといえるだろう。

 ショッピングサイトは、決済や配送システムなどでのスケールメリットが大きいため、各サイトは低価格や幅広い品揃えといったメリットに加え、ポイントプログラムや送料無料などのプロモーションを用意して集客を図っている。
 「楽天市場」では電子マネー2位グループの「Edy」を買収し、「楽天Edy」と改称、「あおぞらカード」などを買収して「楽天カード」を発行するなど、決済システムも取り込んでの囲い込みを図っている。対する「Amazon」は電子ブックリーダー「Kindole」を発売、電子書籍や音楽のダウンロードなどコンテンツの拡充で利用増を目指す。拡大する市場で、それぞれの特長を活かした主導権争いはこれからが本番なのかもしれない。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示24サイト】
  • AmazonJAPAN
  • 楽天市場
  • Yahoo! ショッピング
  • セブンネットショッピング
  • 価格.com
  • ヨドバシドットコム
  • ビックカメラ.com
  • ユニクロオンラインストア
  • ゾゾタウン
  • ガールズウォーカー
  • ディノスのオンラインショップ
  • 通販生活
  • ベルメゾンネット
  • コスメ・コム
  • ケンコーコム
  • DHCオンラインショップ
  • ツタヤオンラインショッピング
  • 伊勢丹I ONLINE
  • 阪急オンラインショッピング
  • 高島屋オンラインストア
  • アイワイネット
  • イオンネットスーパー
  • 西友ネットスーパー
  • オンラインパル

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2012年2月21日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,052サンプル
サンプル構成(%)




新着記事

2024.09.06

企業活動分析 エスティローダーの23年6月期は、トラベルリテールの不調やドル高、インフレなどが響き減収減益に

2024.09.06

消費者調査データ 茶飲料(2024年9月版) 抜群の強さ「お~いお茶」、大手3ブランドが熾烈な2位争い

2024.09.05

24年8月の「乗用車販売台数」はふたたびマイナスに

2024.09.04

企業活動分析 ロイヤルホールディングス株式会社 23年12月期は人流増加で需要回復、増収増益に

2024.09.03

24年7月の「新設住宅着工戸数」は3ヶ月連続のマイナス

2024.09.02

企業活動分析 株式会社サイゼリヤ 23年8月期はアジア新規出店がけん引し増収増益

2024.08.30

月例消費レポート 2024年8月号 消費は緩やかながらも改善の動きが続いている-内需主導での景気回復への期待感

2024.08.30

消費からみた景気指標 24年6月は6項目が改善

2024.08.30

24年7月の「ファーストフード売上高」は41ヶ月連続のプラスに

2024.08.30

24年7月の「ファミリーレストラン売上高」は29ヶ月連続プラス

2024.08.29

24年6月の「旅行業者取扱高」は19年比で73%に

2024.08.29

24年6月の「広告売上高」は、2ヶ月連続のプラス

2024.08.29

24年7月の「全国百貨店売上高」は29ヶ月連続のプラス、猛暑で盛夏商材が好調

2024.08.29

24年7月の「チェーンストア売上高」は既存店で17ヶ月ぶりのマイナス

2024.08.29

24年7月の「コンビニエンスストア売上高」は8ヶ月連続のプラスに

2024.08.28

24年6月の「商業動態統計調査」は3ヶ月連続のプラス

2024.08.28

24年7月の「景気の先行き判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.08.28

24年7月の「景気の現状判断」は5ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.08.27

24年6月の「家計収入」は2ヶ月連続のプラス

週間アクセスランキング

1位 2024.08.02

提言論文 値上げほどの値打ち(価値)はない ー 消費者の主要30ブランド価値ランキング

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.08.06

提言論文 値上げ期を乗りきる戦略 ―ブランドライフサイクルマネジメント(BLCM)戦略

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area