半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2011.06)
消費者調査データ No.115 第三のビール(2011年6月版)
新製品頼みからロングセラー育成にシフトする第三のビール市場
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 ビールテイストのアルコール飲料である第三のビールの出荷量は、前年比8.7%(2010年 ビール各社発表)増、ビール系飲料の約3割を占めるまでの市場となりました。
 今回は、当社が任意に選んだ第三のビール23ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、前回(2010年3月版)に引き続き「サントリー金麦(サントリー)」「キリンのどごし<生>(キリンビール)」「クリアアサヒ(アサヒビール)」の3ブランドが上位争いを繰り広げている。
 「サントリー金麦」は、広告接触、店頭接触、購入経験、今後の購入意向など5項目で首位を獲得した。店頭接触以下の4項目では、2位ブランドとの差はおおむね3ポイント前後の接戦となっているが、広告接触率では2位の「キリンのどごし<生>」に7.6ポイント、3位の「クリアアサヒ」に16.6ポイントの差をつけており、広告の到達率が高いのが特徴である。
 トップブランドの「キリンのどごし<生>」は、認知率では首位を獲得したが、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」では4位に甘んじるなど、前回(2010年3月版)の調査と比較すると、勢いにはややかげりがみられる。
 「クリアアサヒ」は、1ヶ月以内の購入経験などでは「サントリー 金麦」に及ばなかったが、再購入意向で首位となるなど、固定ファンの獲得がうかがえる。
 また、「セブンプレミアム ザ・ブリュー(セブン&アイ)」「泡麦(西友)」などのプライベートブランド(PB)の第三のビールは、大手メーカーの第三のビールに比べて40円程度安い価格で売られている。販路が自社流通にほぼ限られる上、広告投下もないので、認知などは低いものの、「セブンプレミアム ザ・ブリュー」は、再購入意向で3位に食い込むなど大手メーカーを相手に健闘している。

 発売以来急拡大を続けてきた第三のビール市場だが、2011年は伸びは頭打ちと予想されている。今回の調査結果からも、上位ブランドへの人気集中と新製品の伸び悩みがうかがえるが、ビール各社も今までの新製品の大量投入から既存ブランド育成へと舵を切りはじめた。
 成熟市場へと移行しつつある第三のビール市場で、ロングセラーとなるのはどのブランドか。最大の需要シーズンである夏場を迎えて、ブランド間競争はさらに加速しそうだ。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示23ブランド】
  • キリンのどごし<生>
  • キリンストロングセブン
  • キリンコクの時間
  • キリン本格<辛口麦>
  • キリン濃い味糖質ゼロ
  • クリアアサヒ
  • アサヒ一番麦
  • アサヒオフ
  • アサヒ麦搾り
  • アサヒくつろぎ仕込<4VG>
  • アサヒストロングオフ
  • サントリー金麦
  • サントリー絹の贅沢
  • サントリージョッキ生
  • サントリースーパーブルー
  • サッポロドラフトワン
  • サッポロ麦とホップ
  • サッポロクリーミーホワイト
  • サッポロオフの贅沢
  • 西友泡麦
  • トップバリュバーリアル
  • セブンプレミアムザ・ブリュー
  • ドウシシャ麦之助

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2011年5月26日~5月30日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,052サンプル
サンプル構成(%)



新着記事

2026.03.12

26年1月は「有効求人倍率」、「完全失業率」とも悪化

2026.03.11

業界分析 EV失速から始まる自動車産業の脱成熟戦略 - 世界の食、自然、道を楽しむ移動拡張産業へ

2026.03.10

26年2月の「乗用車販売台数」は8ヶ月連続のマイナス

2026.03.09

企業活動分析 スズキの25年3月期は、販売台数増加や価格改定、為替影響などで増収増益に

2026.03.06

消費者調査データ スナック菓子(2026年3月版) 「カルビーポテトチップス」首位揺るがず、PBは高再購入意向保つ

2026.03.05

MNEXT 現代日本の保守意識の潮流を読む

2026.03.05

26年1月の「新設住宅着工戸数」は3ヶ月連続のマイナスに

2026.03.04

月例消費レポート 2026年2月号 消費回復の動きは一旦小休止 - 収入と支出での両面支援が消費再成長に不可欠

2026.03.03

企業活動分析 トヨタの25年3月期は、全地域で増収、減益ながら高水準の利益を確保

2026.03.02

業界分析 脅かされるトイレタリー市場の勝者と新しい成功条件

2026.02.27

26年1月の「ファミリーレストラン売上高」は47ヶ月連続プラス

週間アクセスランキング

1位 2026.03.02

業界分析 脅かされるトイレタリー市場の勝者と新しい成功条件

2位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

3位 2026.03.05

MNEXT 現代日本の保守意識の潮流を読む

4位 2026.03.11

業界分析 EV失速から始まる自動車産業の脱成熟戦略 - 世界の食、自然、道を楽しむ移動拡張産業へ

5位 2019.04.16

MNEXT 眼のつけどころ 次の時代のマーケティング戦略を考える (1)GAFA、増税、キャッシュレスなどへの対応

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area