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HOME > 企業戦略事例集 > 戦略ケース > 戦略ケース(2001年) > 戦略ケース 株式会社ワールド-SPAを制するものはアパレル業界を制す!! ワールドのあくなき挑戦(2001年)

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株式会社ワールド
-SPAを制するものはアパレル業界を制す!!ワールドのあくなき挑戦 (2001年)
戦略分析チーム

図表1 ワールドの事業構成比
 ワールドは1992年に寺井社長(当時常務経営企画部長)がSPAビジネスモデルを導入し、一貫してSPA事業を拡大させてきた(図表1)。ワールドは自社のSPAビジネスモデルを「SPARCS(Super Production ApparelRetail Customer Satisfaction)構想」(スパークス構想)と呼び、その内容は顧客を起点として製造、企画、小売というアパレルのサプライチェーン全体の業務を製造企業であるワールドが担当するものだ。
 SPAとはアメリカの衣料品小売大手GAPのドナルド・フィッシャー会長が1986年に発表した「Speciality store retailer of private label apparel」の頭文字を組み合わせた造語で、素材調達、企画、開発、製造、物流、販売、在庫管理、店舗企画などすべての工程をひとつの流れとしてとらえ、サプライチェーン全体のムダ、ロスを極小化するビジネスモデルのことである。従来、日本で採用されてきたSPAビジネスモデルは小売業者が製造、企画を担当するものであった。なぜなら、小売業者の方がPOS分析や購入者分析、店舗開発など「販売」のノウハウを多く所有しており、効率的にSPAモデルを推進できるからだ。現在、成長が著しい「ユニクロ」「良品計画」などは小売業が起点となっている日本のSPA企業の代表である。
 しかし、ワールドはアパレル商品の製造、卸売(一般専門店への販売)で成長してきた企業である。小売業としての経験は42年間の歴史の中でもわずか9年あまりでしかない。そのワールドがなぜSPAビジネスモデルを採用したのか。どのようにしてSPA事業を成功させたのか。本論で解明する。

(2001.02)
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