フェアトレード(Fair Trade)とは、主に発展途上国から先進国への輸出品に関し、取引上の格差をなくして公正な取引を推進しようとする社会運動です。
この運動は、発展途上国の立場の弱い生産者の権利を守り、公正な取引と持続可能な社会を達成することを狙いとしています。具体的には、先進国に有利に働く関税障壁や、労働環境や賃金の格差を是正するために、国際貿易のルールの変更を求めて働きかけ、自主的に公正な取引を実践しています。
国際フェアトレード連盟(IFAT)や国際フェアトレードラベル機構(FLO)など幾つかの推進団体が存在していますが、フェアトレードの定義やフェアトレードの商品であることを示すマークなどは必ずしも統一されていません。消費者の不要な混乱を避けるためにも、マークや定義の統一は大きな課題となっています。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事
成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)
緩やかに増減を繰り返してきたビスケット市場が伸びている。2020年から4年連続プラスで、2023年はついに4,000億円を超えた。コロナ下でも堅調な動きを見せ、2023年の販売金額は4,260億円で、コロナ前の2019年比で1.13倍となった。
消費者調査データ ノンアルコール飲料 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」
2022年のノンアルコール飲料市場は8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。調査結果をみると、ビールテイストの「アサヒ ドライゼロ」が、全項目で首位を獲得したが、再購入意向ではカクテルテイストやワインテイストなどのブランドも上位に複数ランクイン、ノンアルコール飲料の幅の広がりを示している。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の内食志向にマッチして伸びる冷凍餃子
数ある冷凍食品の中で圧倒的1位の生産量を誇る冷凍餃子は誰がなぜどのように購入しているのか調べてみた。餃子の選好度、購入頻度、購入増減とも20代が他の年代に比べて高く、冷凍餃子は若い年代が牽引して、拡大してきていることがわかった。