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(2016.10)
消費者調査 No.236
錠菓(2016年10月版)
ミンティア、フリスクの2強対決は、ミンティア優位


 菓子市場において、チューイングガムが縮小、キャンディが低迷するなかで、錠菓の市場は堅調な動きをみせています(金額ベース e-お菓子ねっと)。

 今回は、当社が任意に選んだ錠菓23ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買ってべた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、前回に引き続き、「ミンティア(アサヒフードアンドヘルスケア)」と「フリスク(クラシエフーズ)」が上位を争う結果となった。しかし、前回と比べ、「ミンティア」が首位を獲得した項目は、4項目から5項目に増加、うち、フリスクに5ポイント以上の差をつけた項目は1項目から3項目に増加するなど、「ミンティア」が「フリスク」を振り切って独走態勢に入りつつあることがうかがえる。

 「ミンティア」は、認知率こそ0.5ポイントの僅差で「フリスク」に首位を譲ったものの、広告、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得。さらに、3ヶ月内店頭接触、3ヶ月内購入などで「フリスク」に有意差をつけており、実購入において優位にあるといえる。今後の購入意向でも「フリスク」を突き放す勢いがあり、再購入意向でも3位を獲得するなど、「ミンティア」の優位は続くとみられる。

 錠菓の市場でシェアトップの「ミンティア」は、今年で発売20周年を迎える。そのシェアは5割を超え、100円という手軽な価格と、幅広いフレーバー展開を武器に、売上は15年連続で過去最高を更新し続けている。一方の「フリスク」は、昨年発売30周年を迎えた。今年9月には、全面リニューアルを果たし、シェアは約3割弱とみられる。しかし近年、両者ともに、レギュラータイプは伸び悩み、「ミンティア」は、200円の「ミンティアブリーズ」を、フリスクは260円の「フリスクNOWミンツ」を発売するなど、高付加価値化をすすめている。約300億円とみられる市場をめぐって、上位2ブランドの競争はますます激化しそうだ。

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【提示23ブランド】
  • ミンティア(アサヒ*)
  • 三ツ矢サイダータブレット(アサヒ*)
  • フリスク(クラシエフーズ)
  • フリスク ネオ(クラシエフーズ)
  • フリスク NOW(クラシエフーズ)
  • ピンキー(フレンテ・インターナショナル)
  • BREO(グリコ)
  • 小梅タブレット(ロッテ)
  • ブラックブラックタブレット(ロッテ)
  • グラマティックタブレット(ロッテ)
  • AQUOタブレット(ロッテ)
  • アイスブレーカーズ(ロッテ)
  • キシリトールタブレット(ロッテ)
  • カルミン(明治)
  • ヨーグレット/ハイレモン(明治)
  • ウィダーinタブレット(森永製菓)
  • さわやか吐息(ハウス食品)
  • クロレッツミントタブ(モンデリーズジャパン)
  • ジューC(カバヤ食品)
  • 味覚糖のどタブレット(UHA味覚糖)
  • ヒントミント クラシックラベル(ヒントミント)
  • ヒントミント ブラックラベル(ヒントミント)
  • トップバリュ ミントタブレット(イオン)
※アサヒフードアンドヘルスケア

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年9月20日~23日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)




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週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

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日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

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