半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2015.10)
栄養調整食品(2015年10月版)
カロリーメイト、SOYJOY-大塚製薬の上位独占続く


 栄養調整食品市場の2014年の成長率は、上位企業の積極的な追加アイテム投入などもあり、4%前後とみられています。

 今回は、当社が任意に選んだ栄養調整食品のブランド16点について、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内広告接触、3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)食べたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。


 今回の調査でも、前回と同様、大塚製薬の「カロリーメイト」「SOYJOY」が、複数の項目で1位、2位を獲得、トップ企業の強さをみせつけた。「カロリーメイト」は、認知率79.9%、購入経験率50.5%という高い数字で高い浸透率をみせた。さらに、3ヶ月内購入、今後の購入意向ともに首位で、1983年のロングセラー商品でありながら、今もなお人気商品であることがわかる。

 「カロリーメイト」「SOYJOY」を追うのは、アサヒフードアンドヘルスケアの「バランスアップ クリーム玄米ブラン」で、とくに3ヶ月内購入では、トップの「カロリーメイト」に2.2ポイントの小差まで迫っている。

 また、ユーザーの満足度を示す指標である再購入意向では、「毎日果実 フルーツたっぷりのケーキバー(グリコ)」「バランスアップ クリーム玄米ブラン」などフルーツやブランなど、健康イメージのある素材を訴求した商品が目立ち、ユーザーの健康志向がうかがえる。

 栄養調整食品は、手軽ながら栄養バランスの良い食事の代替や間食として成長してきた。成長力のある市場だけに、数々のブランドが参入してきたが、「カロリーメイト」「SOYJOY」「バランスアップ」など上位商品の壁は厚い。その一角に食い込める商品は出てくるのかが、注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。










【提示16ブランド】
  • カロリーメイト(大塚製薬)
  • SOYJOYソイジョイ(大塚製薬)
  • バランスアップクリーム玄米ブラン(アサヒフードアンドヘルスケア)
  • 1本満足バー(アサヒフードアンドヘルスケア)
  • 毎日果実(グリコ)
  • 毎日果実フルーツたっぷりのケーキバー(グリコ)
  • おからだから(グリコ)
  • バランスオン mini ケーキ(グリコ)
  • ナンバーバナナ(グリコ)
  • パーフェクトプラス(明治)
  • ウイダー in バープロテイン(森永製菓)
  • マクロビ派(森永製菓)
  • EPA+(エパプラス)豆乳クッキー(ニッスイ)
  • ぐーぴたっざくざくグラノーラ(ナリスアップコスメティック
  • スローバー(ブルボン)
  • バランスパワー(ハマダコンフェクト)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2015年9月9日~11日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

新着記事

2024.07.26

消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版)  首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水

2024.07.25

24年5月の「広告売上高」は、6ヶ月ぶりのプラス

2024.07.24

24年5月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.07.23

24年5月の「商業動態統計調査」は2ヶ月連続のプラス

2024.07.22

企業活動分析 キユーピー株式会社 23年11月期は海外など好調で増収も原材料高騰で2桁減益に

2024.07.22

企業活動分析 カゴメ株式会社 23年12月期は引き続き海外事業がけん引し増収増益に

2024.07.19

企業活動分析 ライオン株式会社(2023年12月期) 増収も土地譲渡益の反動等で減益に

2024.07.19

企業活動分析 ユニリーバ(Unilever)(2023年12月期) 減収減益、事業部門の業績格差受け、新成長戦略を修正へ

2024.07.19

24年6月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.18

24年6月の「景気の現状判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.17

MNEXT 円安は歓迎すべきかー過熱する円安論争

2024.07.16

企業活動分析 山崎製パン株式会社 23年12月期は大幅な増収増益で過去最高益に

2024.07.12

消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」

2024.07.11

24年5月の「消費支出」はふたたびマイナスに

2024.07.10

24年5月の「家計収入」は20ヶ月ぶりのプラス

2024.07.09

24年4月の「現金給与総額」は28ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.07.08

企業活動分析 大塚HD 23年12月期は売上は過去最高を記録、医療事業の減損損失で減益に

2024.07.08

企業活動分析 小林製薬の23年12月期は、R&Dや宣伝広告への積極投資を行い増収減益に

2024.07.05

成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム(2024年)

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2024.07.03

MNEXT コロナ禍の前中後の内食もどりはあったのか? -食欲望の現在-

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area