半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2013.01)
消費者調査 No.165 袋めん(2013年1月版)
新世代袋めん、マルちゃん正麺の実力
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 2012年の即席袋めんの市場は、縮小傾向から一転、拡大すると予測されています。その起爆剤となったのは、「生麺のような食感」を売り物にした大型新製品の相次ぐ発売でした。
 今回は、当社が任意に選んだ24ブランドの袋めんについて、「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、認知、実物接触、購入経験、今後の購入意向では、「チキンラーメン(日清食品)」が首位となり、1958年発売の即席袋めんの草分けとしての存在感を示した。これらの項目では、「サッポロ一番 袋めん(サンヨー食品)」「出前一丁(日清食品)」などが続き、「チキンラーメン」を筆頭にロングセラー商品が目立った。
 2012年のヒット商品番付にもランキングされた「マルちゃん正麺(東洋水産)」は、発売(2011年11月)から1年余りだが、認知で5位、購入経験で4位と高い浸透をみせている。さらに、「今ホットな商品」の指標である3ヶ月内購入と、再購入意向で、並み居るロングセラーをおさえて首位を獲得。ユーザーの高い満足度がヒットを支えている。
 「マルちゃん正麺」と同じく「生麺のような食感」を訴求した「日清ラ王 袋麺(日清食品)」は、3ヶ月内購入で6位、再購入意向で7位。「サッポロ一番 麺の力(サンヨー食品)」は同じく9位と4位にランクインしているが、このジャンルの先行商品である「正麺」には水をあけられている。

 既存の強いブランドが複数存在し、また価格志向の強まりなどによるPBの伸長が目立つ袋めん市場で、「マルちゃん正麺」は、「生麺のような食感」で新たなジャンルを開拓しヒット商品となった。後発の「日清ラ王 袋麺」「サッポロ一番 麺の力」が追い上げるなか、「マルちゃん正麺」がどこまで市場を拡大できるのか。10年に1度といわれる大型ヒット商品の行方が注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示24ブランド】
  • チキンラーメン(日清食品)
  • カップヌードル リフィル(日清食品)
  • 出前一丁(日清食品)
  • 日清のラーメン屋さん(日清食品)
  • 日清ラ王 袋麺(日清食品)
  • マルちゃん正麺(東洋水産)
  • 昔ながらの中華そば(東洋水産)
  • マルちゃんラーメン(東洋水産)
  • サッポロ一番 袋麺(サンヨー食品)
  • サッポロ一番 麺の力(サンヨー食品)
  • 明星 中華三昧(明星食品)
  • 明星 チャルメラ(明星食品)
  • 明星 評判屋 中華そば(明星食品)
  • 明星 究極 つけ麺(明星食品)
  • ノンフライ袋麺 だしがきいている(テーブルマーク)
  • ラーメン新麺組(エースコック)
  • マルタイ おいしいスープ麺(マルタイ)
  • 即席マルタイラーメン(マルタイ)
  • SUGAKIYAラーメン(寿がきや食品)
  • 永谷園 煮込みラーメン(永谷園)
  • セブンプレミアムの袋めん
  • トップバリュの袋めん
  • バリューラインの袋めん
  • コープ ラーメン屋さん(生協)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2012年12月14日~18日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳以上
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,155サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.26

消費からみた景気指標 24年2月は10項目がプラスに

2024.04.26

24年3月の「全国百貨店売上高」は25ヶ月連続のプラス、インバウンドや物産展が好調

2024.04.26

24年3月の「ファーストフード売上高」は37ヶ月連続のプラスに

2024.04.26

24年3月の「ファミリーレストラン売上高」は25ヶ月連続プラス

2024.04.25

月例消費レポート 2024年4月号 消費は足許で持ち直しの動きが見られる-「いつも通り」の消費の風景が戻ってくるようになれば消費回復の見通しもより確かなものに

2024.04.24

24年3月の「チェーンストア売上高」は既存店で13ヶ月連続のプラス、食料品がけん引

2024.04.24

24年3月の「コンビニエンスストア売上高」は4ヶ月連続のプラスに

2024.04.23

24年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2024.04.23

24年2月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.04.12

成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area