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(2012.08)
消費者調査 No.154 アイスクリーム類(2012年8月版)
浸透度の爽、満足度のハーゲンダッツ
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 アイスクリームやラクトアイス、氷菓などを含む2011年のアイスクリーム類の市場は、東日本大震災の影響や、2010年の猛暑の反動などにもかかわらず、99.9%と前年並みを維持しました(日本アイスクリーム協会)。
 今回は、当社が任意に選んだアイスクリーム類22ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングで上位に入ったのは、「爽(ロッテ)」「雪見だいふく(ロッテ)」「ピノ(森永乳業)」「ハーゲンダッツ ミニカップ(ハーゲンダッツジャパン)」などである。
 これらのうち、「爽」「雪見だいふく」「ピノ」は、認知率が80%を、購入経験が55%を超え、上記の項目で1~3位にランクインした。半数以上の人が「一度は買ったことがある」というロングセラーブランドといえるだろう。
 しかし、ユーザーのリピートの指標である「購入経験者ベースの3ヶ月以内購入」では、「セブンプレミアムのアイス(セブン&アイ)」「スイーツプラスのアイスクリーム(ファミリーマート)」のプライベートブランド2品が、購入者の母数は少ないながら50%を超える結果となった。
 また、ユーザーの満足度の指標である「購入者経験者ベースの今後の購入意向」の上位には、「ハーゲンダッツ ミニカップ」「パルム(森永乳業)」「スイーツプラスのアイスクリーム」などのプレミアムアイスが目立ち、手堅くファンをつかんでいることがうかがえる。

 アイスクリーム類は、7月、8月で年間販売額の約3分の1を売り上げる典型的な季節商品だが、メーカーはロングセラーブランドを軸に新フレーバーの追加やリニューアルなどの強化の一方で、夏場以外でもコンスタントな販売をめざし、菓子・飲料などのブランドとのコラボレーションやプロモーションを予定している。需要の最盛期は過ぎつつあるものの、ブランド間競争はさらにヒートアップしていきそうだ。

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【提示22ブランド】
  • パナップ (江崎グリコ)
  • カロリーコントロールアイス (江崎グリコ)
  • 牧場しぼり (江崎グリコ)
  • ジャイアントコーン (江崎グリコ)
  • 明治エッセルスーパーカップ (明治)
  • 爽 (ロッテ)
  • クーリッシュ (ロッテ)
  • レディボーデン (ロッテ)
  • 雪見だいふく (ロッテ)
  • ピノ (森永乳業)
  • 板チョコモナカ (森永乳業)
  • パルム (森永乳業)
  • アイスボックス (森永製菓)
  • 季節のフルーツ (クラシエ)
  • 豆乳アイス ソイ (クラシエ)
  • ガリガリ君 (赤城乳業)
  • 赤城しぐれ (赤城乳業)
  • あずきバー (井村屋)
  • ホームランバー (メイトー)
  • ハーゲンダッツ ミニカップ
    (ハーゲンダッツ ジャパン)
  • スイーツプラスのアイスクリーム
    (ファミリーマート)
  • セブンプレミアム アイスクリーム(セブン&アイ)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2012年8月22日~24日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,036サンプル
サンプル構成(%)




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