半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.08)
消費者調査 No.102 パスタソース(2010年8月版)
満足度の高いパスタソース
抜け出す鍵は本格派か!?
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 2009年度のパスタソースの市場規模は、333億円(カゴメ調べ)と日本の食卓にすっかり定着したパスタですが、家庭用パスターソース市場は、パスタソースも従来あった「缶詰」「びん」に加えて、「レトルト」「あえるタイプ「調理用ソース」など多様な商品が発売され、内食化も手伝って堅調な動きが続いています。
 今回は、パスタソースについて、当社が任意に選んだ19ブランドの「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」のトップは、エスビー食品の「生風味スパゲッティソース」で、「買ったことのある(購入経験率)」でもトップとなった。なお、認知率の2位は、日清製粉の「青の洞窟」、3位は、ハウス食品の「ぱすた屋」の順となった。一方、購入経験率の2位は、ハウス食品の「ぱすた屋」、3位は、キユーピーの「あえるパスタソース」となった。
しかし、「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」は、50ポイント以上のブランドが16品目あり、1位から7位までが6ポイント以内という激戦になった。
 その中で、トップを奪取したのは、認知率、購入経験率でトップ10に登場しなかったキユーピーの「キユーピー Italiante」であった。尚、2位は、キユーピーの「あえるパスタソース」、3位はエスビー食品の「予約でいっぱいの店」の順となり、キユーピーが1位、2位を占めた。
 パスタソースは従来、2人前以上の容量のものが主流となっていたが、「キユーピー Italiante」とエスビー食品の「予約でいっぱいの店」は1人前用のレトルトタイプ、キユーピーの「あえるパスタソース」は1人前ずつの個別包装タイプで、「1人前」商品のタイプが、人気の高いことが伺えます。
 また、価格面では、キユーピーの「キユーピー Italiante」、エスビー食品の「予約でいっぱいの店」、再購入意向4位の「青の洞窟(日清製粉)」は、250円程度とPBに比べて1.5倍程度の高価格設定にも関わらず、高い再購入意向を得ている。
 パスタソース市場のトレンドは、量は「1人前」、価格は、高価格の「本格志向」とPBに代表される低価格の「割安志向」に二極化しているといわれているが、固定ファンの獲得という点では、「本格志向」に軍配があがっているようである。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示19ブランド】
  • パスタココ(ハウス食品)
  • ぱすた屋(ハウス食品)
  • 予約でいっぱいの店(エスビー食品)
  • 生風味スパゲッティソース(エスビー食品)
  • 基本のトマトソース(カゴメ)
  • Pasta Do(クノール)
  • オーマイ わたしのこだわり(日本製粉)
  • オーマイ 生風味(日本製粉)
  • オーマイ 金のパスタソース(日本製粉)
  • 青の洞窟(日清製粉)
  • パスタ倶楽部(キユーピー)
  • あえるパスタソース(キユーピー)
  • キユーピー Italiante(キユーピー)
  • 大人むけのパスタ(HEINZ)
  • まぜりゃんせ(ブルドックソース)
  • セブンプレミアムのレトルトパスタ(セブンプレミアム)
  • トップバリュのレトルトパスタ(トップバリュ)
  • バリューローソンのレトルトパスタ(バリューローソン)
  • 100円ショップのレトルトパスタ(ショップ99・ダイソーなど)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年5月19日~5月21日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,028サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

新着記事

2024.07.26

消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版)  首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水

2024.07.25

24年5月の「広告売上高」は、6ヶ月ぶりのプラス

2024.07.24

24年5月の「旅行業者取扱高」は19年比で72%に

2024.07.23

24年5月の「商業動態統計調査」は2ヶ月連続のプラス

2024.07.22

企業活動分析 キユーピー株式会社 23年11月期は海外など好調で増収も原材料高騰で2桁減益に

2024.07.22

企業活動分析 カゴメ株式会社 23年12月期は引き続き海外事業がけん引し増収増益に

2024.07.19

企業活動分析 ライオン株式会社(2023年12月期) 増収も土地譲渡益の反動等で減益に

2024.07.19

企業活動分析 ユニリーバ(Unilever)(2023年12月期) 減収減益、事業部門の業績格差受け、新成長戦略を修正へ

2024.07.19

24年6月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.18

24年6月の「景気の現状判断」は4ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.07.17

MNEXT 円安は歓迎すべきかー過熱する円安論争

2024.07.16

企業活動分析 山崎製パン株式会社 23年12月期は大幅な増収増益で過去最高益に

2024.07.12

消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」

2024.07.11

24年5月の「消費支出」はふたたびマイナスに

2024.07.10

24年5月の「家計収入」は20ヶ月ぶりのプラス

2024.07.09

24年4月の「現金給与総額」は28ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.07.08

企業活動分析 大塚HD 23年12月期は売上は過去最高を記録、医療事業の減損損失で減益に

2024.07.08

企業活動分析 小林製薬の23年12月期は、R&Dや宣伝広告への積極投資を行い増収減益に

2024.07.05

成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム(2024年)

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2024.07.03

MNEXT コロナ禍の前中後の内食もどりはあったのか? -食欲望の現在-

3位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area