| PSP 08年上半期1位獲得 |
任天堂を凌ぎ、初の第1位PSPの販売台数は前年同期比で約2倍近い。これには、株式会社カプコンの「モンスターハンターポータブル 2nd G」というPSP用アクションゲームが230万本を売り上げる大ヒットとなったことが貢献している。巨大な武器を使いモンスターを倒して、設定されている目標をクリアしていくという内容で、一人で遊べるだけでなく、PSP装備の無線通信機能を利用して同時に四人までが一緒にプレイ出来る点が特徴である。同ソフトが販売された2008年3月以降に、PSP本体が急速に販売台数を伸ばしていることから、優良なソフトを囲い込めるかでハードの販売が左右されることが改めて確認された形になっている。ニンテンドーDSがこれまで市場をリードし、国内販売で2,000万台を超える原動力になったのも「脳トレ」ソフトのヒットがあったからである。 昨日の友も、明日は敵かこのモンスターハンター3の発売時期は未だ決定されていないが、ゲームソフトの開発では、据え置き型ゲーム機用のソフトが携帯型ゲーム機のソフトに移植されて発売されることが多い。このことを考えると、Wiiの次には任天堂の携帯型ゲーム機にモンスターハンター3が投入される可能性も否定できない。 カプコンの動きは、SCE向けモンスターハンターシリーズが大ヒットし、SCEユーザー市場を獲得しており、次の開拓市場として任天堂ユーザーに照準を合わせたと捉えられる。モンスターハンターシリーズというキラーソフトの力が、これまでのSCEサイドから一転して任天堂サイドに貢献することも十分予想される。 どのように迎え討つか国内市場では、上半期好調のPSPの勢いを下半期にも引き継ぐための施策が、年度計画達成の成否を分ける。任天堂陣営にモンスターハンター3が投入されることや、ニンテンドーDS向けに、人気シリーズ「ドラゴンクエスト」の「V」が2008年7月17日にリメイク発売、さらにシリーズ最新作の「IX」も2008年中に発売が予定されることを所与に、下半期を支えるキラーソフトの投入が鍵を握る。PSPでは、50万本以上を販売したソフトは5本のみで、そのうち、SCE開発のものは「みんなのゴルフ」の1タイトルしかない。サードパーティのソフト開発会社との連携はもとより、自社での開発が強く求められる。 また、ニンテンドーDSユーザーに比べ、PSPユーザーは、携帯型ゲーム機を音楽や映像などのコンテンツ視聴に利用することが多いといわれている。ゲーム用途以外のハード利用の提案を打ち出すことが、ハード販売を促進する可能性もある。規格が定まったブルーレイレコーダーでストックした高画質の映像コンテンツをPSPで視聴するスタイルの提案は既に取り組みが開始されている。2008年7月17日から限定販売されるメタリックブルーカラーのPSPは、こうした持ち運びして多用途に利用するスタイルの促進を狙ったものと考えられる。キラーソフトを続々と揃える任天堂陣営を、SCEがどのように迎え討つかが注目される。 (2008.07)
|
|
|


任天堂を凌ぎ、初の第1位

