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脱成熟が進む自転車市場

本稿は、「週刊エコノミスト2009年3月10日号」掲載記事のオリジナル原稿です。
合田英了
成長する自転車市場
図表1.成長する自転車市場
(対前年伸び率の推移:金額ベース)
 8年間ずっと縮小を続けていた自転車市場が、ここ数年成長に転じている。自転車の国内出荷は2007年以降、数量、金額ともに前年を上回る伸びを示し、2008年のデータでは、数量ベースで483万台(108.5%)、金額ベースでは735億円(121.0%)と二桁成長に達している。数量の伸び以上に金額の伸びが大きく単価も上昇している。不況下で減少傾向に拍車がかかっている自動車や自動二輪車等の他の移動手段と比べると、自転車がいかに例外的な事例かがわかる(図表1)。保有台数7,000万台、普及率83%の成熟商品がなぜ突如として伸び始めたのか。背景を探ると、自転車の購入層と用途に大きな変化があったことがわかる。

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本論文執筆は、当社代表松田久一による貴重な助言や協力のもとに行われました。ここに謝意を表します。
(2009.03)
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