半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2015.09)
シリアル(2015年9月版)
グラノーラが支えるシリアル市場


 2014年度のシリアル市場は、全体では対前年度比97.1%(金額ベース)とマイナス成長でしたが、グラノーラやブラン系は堅調に伸びています。

 今回は、当社が任意に選んだシリアルのブランド22商品について、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内広告接触、3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。


 今回のランキングでは、各項目ともグラノーラ、ブラン系のブランドが上位を占めた。上位を争っているのは、グラノーラ系シェアトップの「フルグラ(カルビー)」、「フルーツグラノラ(ケロッグ)」、「ごろっとグラノーラ(日清シスコ)」、ブラン系の「オールブラン(ケロッグ)」などである。とくに、「フルグラ」は、3ヶ月内購入、今後の購入意向、再購入意向の3項目でトップとなり、"今もっとも買われており、ユーザーのロイヤリティも高い"強いブランドといえるだろう。

 シリアル食品の老舗であるケロッグは、トップブランドの座こそ「フルグラ」に明け渡したが、今後の購入意向では、トップ10に6ブランドがランクイン、幅広い品ぞろえでユーザーにアピールしている。


 ごはん、パンに続く"第三の朝食"として定着た感のあるグラノーラだが、冷たい牛乳をかけて食べることが多いことから、需要のピークは夏である。しかし、今秋は「温かいスープに入れて」「ホットミルクをかけて」など冬場に対応した提案や商品が出されており、通年での需要拡大を期待する。さらに、トップブランド「フルグラ」を擁するカルビーは、ヨーグルトとのセット商品や、和朝食をイメージした商品なども発売する。メーカー各社の施策でもう一段の需要拡大が見込めるかが注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。










【提示22ブランド】
  • オールブラン(ケロッグ)
  • 玄米フレーク(ケロッグ)
  • フルーツグラノラ(ケロッグ)
  • フロスティ(ケロッグ)
  • ココくん(ケロッグ)
  • プーさんのはちみつだいすき(ケロッグ)
  • コーンフレーク(ケロッグ)
  • 厳選素材フルーツグラノラ(ケロッグ)
  • ごろっとグラノーラ(日清シスコ)
  • シスコーン(日清シスコ)
  • フルグラ(カルビー)
  • マイ朝フレーク(カルビー)
  • ファンケル発芽米フレーク(ファンケル)
  • ネイチャーズバー有機グラノーラ
  • グラリッチ(味源)
  • クエーカーオートミール(クエーカーオーツ)
  • 日食オーツオートミール(日本食品製造)
  • ファミリアミューズリー(ファミリア)
  • カントリーファームミューズリー(カントリーファーム
  • セブンプレミアムのシリアル(セブン&アイ)
  • トップバリュのシリアル(イオン)
  • みなさまのお墨付きコーンフレーク(西友)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2015年8月24日~28日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,025サンプル
サンプル構成(%)




お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.26

消費からみた景気指標 24年2月は10項目がプラスに

2024.04.26

24年3月の「全国百貨店売上高」は25ヶ月連続のプラス、インバウンドや物産展が好調

2024.04.26

24年3月の「ファーストフード売上高」は37ヶ月連続のプラスに

2024.04.26

24年3月の「ファミリーレストラン売上高」は25ヶ月連続プラス

2024.04.25

月例消費レポート 2024年4月号 消費は足許で持ち直しの動きが見られる-「いつも通り」の消費の風景が戻ってくるようになれば消費回復の見通しもより確かなものに

2024.04.24

24年3月の「チェーンストア売上高」は既存店で13ヶ月連続のプラス、食料品がけん引

2024.04.24

24年3月の「コンビニエンスストア売上高」は4ヶ月連続のプラスに

2024.04.23

24年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2024.04.23

24年2月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.04.12

成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area