消費リーダーから社会リーダーへと脱皮する 女性たち

1991.10 代表 松田久一

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女性観と男性観

 ここ数年、女性が元気です。社会、家庭、会社のあらゆるところで彼女達の元気さ・活躍が目立っています。

 ずっと長く続いていた男性優位の社会が崩れはじめています。高度成長を続けるなかで、男性は仕事に追われ、生活の余裕をなくす反面、女性パワーが台頭してきているのです。ゴルフ、競馬、サッカー、タクシー運転手から政治まで、あらゆる領域で、これまでの男性の「聖域」を浸食しつつあります。

 有職主婦の増加による収入源の多様化、高学歴化、男女差別問題などの様々な要因がからみあって女性がパワーをもつようになったのです。

  • 男は仕事、女は家庭
  • 男は度胸、女は愛嬌
  • 結婚したら夫の名字になるのは当然

 伝統的な男性観、女性観は崩壊し、いまや「亭主元気で留守がいい」というのが現実です。

 女性のパワーが上昇する一方、男性の地位が低下し、家族の中心、主導権は母親に移り「強い母親、優しい父親」と三人に二人が感じているのが現状です。

 日本の人ロ1億2千万人の約半数を占める女性は、その代理購買の多さからみれば巨大なマーケットを形成していると言えるでしょう。また、彼女達は鋭い選択眼をもっています。安易な新製品には飛びつかなくなっているのです。

 東大教授の木村尚三郎氏によれば、現代は「女時」であり、混沌としながらも新しい社会変革が起きる時だと説明しています。現代はそんな時代かもしれません。