

アクセス解析とは、自社のWEBサイトを改善するため、サイト訪問者の行動を分析することです。アクセス解析を通して課題を洗い出し、サイトにおける目標の達成率(コンバージョン)を最大化することが目的となります。例えば商品やサービスの紹介サイトであれば顧客からの資料請求や問い合わせ、情報提供サイトなら会員の獲得、ECサイトなら商品の購入がコンバージョンということになります。
一般的に、アクセス解析ツールを使って以下のような指標を確認することができます。
- ページビュー(閲覧回数)
- ユニークユーザー数(訪問者数)
- セッション数(ユーザーの訪問回数)
- 直帰率
- 離脱率
- 平均滞在時間
- 訪問時間帯
- コンバージョン率
- 流入元
- デバイスやOS、ブラウザ等
これらを組み合わせ、コンバージョンに寄与しているコンテンツや直帰率の高いコンテンツを把握し、ウェブサイトの改善につなげていくことです。
Googleアナリティクスの例

無料で使えるツールとしては、「Googleアナリティクス」や「Yahoo!アクセス解析」といったものがあります。中でもGoogleアナリティクスは日本の上場企業の83%で導入されており(2017年8月現在、DataSign調べ)、アクセス解析ツールのスタンダートといえるでしょう。単体でも十分に高機能ですが、Google Search Consoleと連携することで、WEBサイトの問題点や流入ワードなどが把握でき、SEO対策に活かすことができます。
また、「AIアナリスト」のようにGoogleアナリティクスと連携し、自動的にアクセスログを分析、改善提案してくれるサービスも登場しています。
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