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(2006.07)
2006年上半期、印象に残ったもの
-番外編 「ドイツ・ワールドカップ」と「中田英寿」、「ニンテンドーDS」、「SMAPのあのCM曲」
 2006も折り返し点を過ぎました。トリノの冬季オリンピックやサッカーのドイツワールドカップといった平和の象徴と言える世界規模のスポーツの祭典が終了、その一方で北朝鮮や中東など国際問題が噴出しています。
 そんなこの半年(1-7月)で人々にインパクトを残したものを「トピックス」「有名人」「歌」「商品」について、インターネットモニターを対象に実施したインターネット調査における自由記述の回答を集計し、ランキング形式でお届けします。

印象に残ったトピックス

 印象に残ったイベントや事件では、全体のベスト3は、
  • 「ドイツ・ワールドカップ」  33.8%
  • 「秋田連続児童殺害事件」   14.1%
  • 「ライブドア・ショック」   12.0%
となっている。
 イタリアの優勝で幕を閉じたサッカーのドイツ・ワールドカップは、4年に1度のビッグイベントに3大会連続となる日本代表の出場により、世間的に大きな関心を集め、2位以下に20ポイント以上の差をつけた。
 2位は、本ランキングの度に必ず上位に入る「幼児・児童の殺害・虐待」で、秋田の連続児童殺害事件である。現在も連日のように報道されるこの事件は、容疑者の実子の殺害や不可解な言動などもあり、現代の病める家族の象徴として、格好のニュースのネタとなっているといえる。
 3位にはライブドア・ショックである。良くも悪くもここ数年多くの話題を提供し、IT時代の寵児ともてはやされたライブドアであったが、2006年1月、粉飾決算疑惑による証券取引法違反容疑で堀江社長が辞任し、逮捕。その後は新経営陣のものと再建を目指すも以前のような勢いは完全に失った。またライブドアに関連して8位の村上ファンドの事件も現代の経済社会を反映した事件と言える。
 またワールドカップには劣るが、野球の第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)優勝やトリノ冬季オリンピックもランクインしている。

印象に残った有名人

 イベントや事件に連動した人物が上位を占めた。
  • 「中田英寿」  12.8%
  • 「堀江貴文」  10.4%
  • 「荒川静香」   9.5%
日本代表は結果を残せなかったが、ワールドカップ直後の突然の引退発表が大きなインパクトを与えた中田英寿(氏)、トリノ冬季オリンピックの女子フィギュアスケートで初となる金メダルを獲得した荒川静香(プロ)がそれぞれ1位、3位に入った。
 2位は、堀江貴文(氏)。年間のランキングのでも2004年(9位)、2005年(2)とランクインした同氏であるが、ライブドアの社長を辞任し、一連の逮捕から保釈以後、表舞台からは完全に姿を消している。
 今回のランキングの特徴は、上位7位までの5人をスポーツ関連で占めたことである。引退試合となったワールドカップ決勝の舞台で、頭突き退場となって世界中を驚かせたフランスのジダン(氏)。そして5、6位には初代のWBC王者となった日本チームを牽引した王貞治(監督)とイチロー(選手)がランクインした。
 また、山本圭一、村上世彰、畠山鈴香(いずれも、現在は容疑者)といった世間を騒がした人物もベスト10の下位にランクインしている。芸能関係では、デビューシングルがミリオンとなったジャニーズのアイドルグループ「KAT-TUN(カトゥーン)」が8位にランクインしている。

印象に残った歌

 印象に残った歌では、
  • 「Dear WOMAN」     12.7%
  • 「Real Face」       6.2%
  • 「青春アミーゴ」         4.6%
  • 「チャンピオーネ」        4.6%
がベスト3にランクインした。トップの「Dear WOMAN」だけが10%を超えた。
 3位は同率であったが、上位4曲のうち3曲、また7位にもNEWSの山下智久「抱いてセニョリー」がランクインするなど、ジャニーズが独占した格好となった。また「Real Face」は2006年初のミリオン(100万枚)セラーを達成、ミリオンは3位の「青春アミーゴ」(発売は2005年11月)以来となる。
 5位と6位には、レミオロメン、コブクロという、歌詞とサウンドともに評価の高いバンドとデュオの曲がランクインした。ともに季節感があり、ロングセラーとなった曲である。
 「印象に残った曲」のランキングは毎回最も回答率が低く、今回も46.6%と半数割れであった。iPodなど携帯音楽プレーヤー、携帯電話での「着うたフル」といった端末やサービスの拡充により音楽シーンは増えているように思われるが、コンテンツとして大ヒットしているものが少ないのが現状である。

話題になった商品

 今回のランキングでは、
  • 「ニンテンドーDS」   22.6%
  • 「iPod」          7.1%
  • 「ワンセグ携帯電話」    4.5%
  といった携帯型の情報端末が上位を占めた。
 トップのニンテンドーDSのヒットは、6位にランクインしている「脳を鍛えるゲーム」が起爆剤となっている。これまで「子供向け」と思われてきた携帯型ゲーム機において、大人をターゲットとしたソフトを展開、それを徹底的にプロモーションすることで、ユーザー層の拡大に成功した。
 4位には、トイレタリー商品としては、久々の大型ヒットとなる「TSUBAKI」(資生堂のシャンプー・リンス)がランクインした。印象に残った歌でトップになった「Dear WOMAN」がCMソングとして使われているこの商品は、資生堂が12年ぶりにシャンプーで首位を奪還する原動力となった。
 また5位には液晶テレビ、9位に地上デジタル放送、10位にもW-ZERO3がランクインしており、情報デジタル関連が消費を大きく牽引していることがうかがえる結果となった。

 以上、今回のランキングを総括してみると、2006年上期に開催されたスポーツのビッグイベントのインパクトの強さが確認できる。冬季オリンピック、野球のWBC、サッカーのワールドカップが立て続けに開催され、日本だけでなく、世界の注目を集めた。その一方、こうした平和の象徴とも言えるスポーツイベントが一段落した現在、世界では北朝鮮のミサイル問題やレバノンとイスラエルの紛争など、緊迫した世界情勢が浮き彫りになってきている。
 日本でも、絶えることのない凶悪かつ悪質な犯罪や事件が日々報じられている。そのような中、この秋には景気回復が戦後最長の「いざなぎ景気」を追い抜くことがほぼ確実されている。9月には小泉純一郎首相の任期満了に伴い、自民党総裁選が実施され新たなトップが誕生する予定になっている。これから下期にかけて日本と世界は大きな変革期を迎えようとしている。
 
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【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2004年7月24日~26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:639サンプル
サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)

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