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(2003.12)
2003年、印象に残ったもの
-「イラク」「松井秀喜」「世界に一つだけの花」「カメラ付き携帯」..上半期とほとんど変わらず!
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 2003年は3月のイラク攻撃から12月のフセイン元大統領拘束と「イラクに始まり、イラクに終わった」1年でした。またイラク同様、一向に進展を見せない北朝鮮問題など不安定な国際情勢、そして国内に目を移してもなかなか好転しない経済不況や多発する少年犯罪など閉塞感の強い現在の日本。
 そんなこの1年間に人々にインパクトを残した「トピックス」「有名人」「歌」「商品」について、インターネットモニターを対象に実施したインターネット調査における自由記述の回答を集計し、ランキング形式でお届けします。

印象に残ったトピックス(イベントや事件)

 イラク関連が上位を占めた。一位の「イラク戦争」は32%で、2位以下に20ポイント以上の差をつけた。また、その戦後処理と復興支援に関連する「自衛隊派遣」「外交官殺害」がそれぞれ3、4位となった。12月中旬にきてフセイン元大統領の拘束という新たな展開がみられたが、事実上「戦時下」という認識が強い現在のイラクへの自衛隊派遣は2004年前半の大きな論点になることは間違いない。
 明るい話題として2位「阪神タイガース優勝」、8位「松井秀喜のメジャーデビュー」という野球に関連したトピックスがランクインした。阪神は上半期のランキングでもその快進撃ぶりが3位に入っており(ランキング情報「番外編・2003年上半期、印象に残ったもの」)、秋のリーグ優勝、そして福岡ダイエーホークスとの日本シリーズの激闘を通じ、そのインパクトを1年間持続することができた。
 しかしながら野球関連の2つのトピックスを除くと、総じて2003年は暗い話題で占められた感が強い。6位と9位に入った幼児を対象とした殺傷事件、昨年のトップで今年全くと言っていいほど進展がみられなかった「北朝鮮問題」(ランキング情報「番外編・2002年を風靡したもの」)など、国内外で難題が山積していることを象徴するランキング結果となったと言えるであろう。

印象に残った有名人

 トップはニューヨークヤンキースの松井秀喜(16%)であった。巨人軍からメジャーに移籍してこの1年間、個人成績こそ日本での実績からすると物足りなさを感じた人も多かったであろうが、本拠地ヤンキースタジアムでの満塁ホームランデビューやポストシーズンでの活躍など、要所におけるインパクトの大きさが支持を集めたと思われる。
 2位には同じく野球界より、阪神を優勝に導いた星野仙一(前)監督が入った(11%)。日本シリーズ直前の突然の勇退騒動、そして宿敵巨人軍の原辰徳(前)監督の解任騒動の際に見せた「男気」あふれる言動もプラスアルファになったと思われる。
 また同じく2位には小泉純一郎首相、6位には米ブッシュ大統領の日米トップがランクインした。自民党総裁選での再選と衆院選での連立政権維持という山を越えたものの、期待されたほどの成果を残せていない構造改革とイラク対応など2004年も今年以上に高い山が待ちかまえている。ブッシュ大統領も2004年は大統領選を控え、国内経済は好調なものの泥沼化するイラク問題など課題は多い。
 4位「はなわ」、6位「ダンディ坂野」、7位「テツandトモ」のお笑い3組が上半期に同様ランクされた。10位「綾小路きみまろ」も含め、暗い話題が多い日常で、人々が「明るさ」「楽しさ」を求めている表れと言えるのではないかと思われる。なお、上半期トップの「ベッカム」は後半息切れし、ランク外であった。

印象に残った歌

 「世界に一つだけの花」が上半期と同様トップ(23%)であった。上半期の16%からプラス7ポイントとその支持を更に増やした。また上半期は2位の「さくら(独唱)」とは2.5ポイント差だったが、年間通しでも同じく2位であった「さくら(独唱)」との差は9.5ポイントまで広がった。紅白歌合戦、SMAP初の大トリとして歌われたこの曲は福山雅治の「桜坂」以来3年ぶりのWミリオン(200万枚)を達成、その実績とともに2003年を代表するヒット曲となった。
 その2位「さくら(独唱)」も上半期の2位をキープした。こちらもセールスでは年間トップ10入りしている。また上位2曲とともに3位「なんでだろう」、4位「佐賀県」、5位「涙そうそう」と「六甲おろし」、7位「地上の星」と11曲中7曲が上半期にもランキングされた。
 さらに5位「涙そうそう」、7位「地上の星」、9位「大きな古時計」は昨年もランクインされており、約2年にまたがるロングセラーとなったことも特筆すべきであろう。
 音楽業界冬の時代といわれる昨今、2003年のCD売上ミリオン突破は「世界に一つだけの花」だけであった。2004年はこうした冬の時代を払拭するようなヒット曲が多数輩出されることを期待したい。  

話題になった商品

 1位は2002年ランキング、2003年上半期と同じく「カメラ付携帯電話」で8%。今回行った四つのランキングの中のトップとしては一番低い割合になっている。
 また2位に「DVDレコーダー、4位「プラズマ・液晶テレビ」、7位「デジタルカメラ」という「新3種の神器」がランクインし、9位「ブロードバンド関連」を含めた情報家電産業の再生を感じさせる結果となった。
 また上記にあげられたもの以外でも、6位「アミノ酸系飲料」、8位「ヌーブラ」、10位「阪神タイガーズ」は上半期同様ランクインされるなど大きな変化がみられなかった。


 以上、今回のランキングを総括すると、四つのランキングとも2003年上半期のランキングがそのままスライドしたような結果となったことがわかる。上半期がインパクトがあったのがそれとも下半期はインパクトが弱かったのか。
 上半期のランキングではキーワードとして「阪神タイガース」をピックアップした。前半戦の勢いをそのままに阪神はセ・リーグを制し、日本一こそ逃したものの、球史に残る日本シリーズを演じて見せた。結果として年間通しても四つのランキングに阪神関連の項目がランクインした。景気のいい話題が少ない現在の日本において、期待通り閉塞感を打ち破る希望の光となった。
 しかしながらこうした明るい話題をも覆い尽くすような暗い話題が多かった2003年。2004年のランキングはもっと明るい話題が多数を占めることを期待したい。
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【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2003年12月11日~12日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:790サンプル
サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)

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