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(2007.07)
決戦のマーケティングシリーズ 2007
「王子製紙」×「日本製紙」 
戦略的買収で「仁義なき戦い」
本稿は、「週刊エコノミスト2007年7月24日号」掲載記事のオリジナル原稿です。
代表執筆 菅野守
社会経済研究チーム 松田久一、吉野太喜



図表1.2強の業績と分野別シェア比較
 製紙業界の市場規模は、2006年で3兆289億円、前年比1.0%増とほぼ横ばいで推移している。業界の2強は、紙・パルプ・紙加工関連事業の売上高でシェア37%の王子製紙と、33%の日本製紙である。直近4年間の年平均成長率は、王子製紙が1.1%、日本製紙が0.2%と伸び悩んでいる。
 両社はパルプから最終製品までの一貫生産体制を敷き、業務用から家庭用までフルライン展開する。新聞、印刷出版用などの洋紙、産業用のボール紙などの板紙、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの家庭紙を合わせた紙パルプ関連事業、紙容器などの紙加工品事業が中心になる。
 近年は雑誌やカタログ、チラシなどの多色化で、光沢感があって発色性に優れる塗工紙[とこうし](コート紙、軽量コート紙など)と呼ばれる洋紙の需要が伸長している。成熟市場のなかで唯一の成長分野ともいえ、06年に起こった業界4位の北越製紙をめぐる買収騒動も、この分野での主導権をめぐる熾烈な戦いの一幕だった。シェアで先行する王子製紙と、王子製紙による買収阻止を機に巻き返しを狙う日本製紙。2強の布陣を追う。
 製紙産業は、好況期に設備拡張に走り、不況期に過剰設備に苦しむサイクルを繰り返しつつ、合併によって業界の寡占化が進んできた。


※本稿は代表の松田監修のもと、社会経済研究チームで議論した結果を菅野守が代表執筆したものです。


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